百五十一話 ページ48
ユウ「……このぐらい、どうってことありません」
リヒト「ユウよ、君が回復する時間なら
いくらでも取るよ」
ユウ「は……？」
リヒト「君は他の人間とは違う………尊き人間
なのだよ」
ユウ「意味が……わからない。尊き人間なのは、
私はだけじゃない……アスタやテレジアさん、
ゴーシュさん………他の人間だってそうだ」
リヒト「……何を言っているんだい？
『神の子』とラティス家以外の人間
なんて、生まれながらに罪人なのだよ」
アスタ「なんだと！？」
ユウ「(何で『神の子』とラティス家だけ……？)」
リヒト「ﾎﾟﾛｯ」
「「！？」」
リヒトの瞳からは涙が溢れていた
リヒト「可哀想に、サリー……こんなに傷ついて…」
サリー「リヒト様………」
リヒト「ゆっくり休んでいると良い……ヴァルトス」
ヴァル「はい」
サリー「またね、ユウ様、アスタ………」
サリーは空間魔法で消えていった
ヴァル「申し訳ありません。私が一人で行かせた
ばかりに……まさかこんな事になって
いようとは……」
リヒト「お前が責任を感じることはないよ。また
彼らが何か卑怯な手でも使ったのだろう」
アスタ「卑怯なのはどっちだ！何の罪もない子供達
を酷い目に遭わせやがって！」
リヒト「………"いつだって犠牲になるのは弱き者"。
そう考える者達が多いだろう」
アスタ「(いきなり何の話だ？)」
リヒト「だが違う。犠牲になったのは"強き者"
だよ。嫉妬され、恐怖され、差別され、
迫害され……そして、奪われた」
アスタ「……(何、言ってんだ？こいつ…)」
リヒト「そうだろう？ユウ……」
ユウ「！」
___???『キャー！！』
___???『ウワァァア！！』
ｽﾞｷｽﾞｷ
ユウ「ウゥッ！(頭に知らない記憶が……！)」
テレジア「ユウ！しっかりおし！」
リヒト「だから我々はクローバー王国を許さない。
今度は我々が君達を滅ぼし我々の国を
作る」
アスタ「何訳分かんねぇことゴチャゴチャ言って
んだ！先に仕掛けたのはそっちの方
だろうがこの野郎！」
ユウ「！ アスタ！避けて！！」
アスタ「え……？((ｸﾞｻｯ!」
アスタの右足は光の攻撃が刺さった
アスタ「グァーッ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キムチーズ - き、気づきませんでした………教えていただきありがとうございます！ (2022年2月11日 21時) (
レス) @page18 id: 8a629c3973 (このIDを非表示/違反報告)
なーくん - 百二十一話の最後、「頬」じゃなくて「額」になってましたよ〜(*´∀｀*) (2022年2月5日 17時) (レス) @page19 id: 3094d2839f (このIDを非表示/違反報告)
キムチーズ - 本当ですか！？嬉しいです！(≧▽≦) (2022年1月5日 13時) (レス) id: 8a629c3973 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 最高でした！ありがとうございます！ (2022年1月4日 19時) (レス) @page18 id: 5dcb6efa1d (このIDを非表示/違反報告)
キムチーズ - 作品のことですか？いいですよ！ (2022年1月4日 12時) (レス) id: 8a629c3973 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キムチーズ | 作成日時：2021年10月15日 5時
