ホットミルクは蜂蜜味 ページ6
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俺、触覚ないんだ。温度も痛みも感じないの。
さっきの彼の言葉がぐるぐる回る。
ソクジンさんもグクも、テヒョンくんのその言葉にそれ以上踏み込まなかった。
余りにも平然と言ってのけるからこそ、その奥にどれほどのものを抱えているのか見えなかったからだと思う。
『ハァー前途多難...』
「テヒョンくんのこと？」
振り返ると、ホットミルクを２つ持ってにっこり笑うソクジンさん。
「考えすぎはよくないよ。ホットミルク、１つどうぞ？」
『ありがとうございます...』
ソクジンさんの優しさに胸があたたかくなる。
『仲良くなりたいけど、どうやって踏み込めばいいかわからなくて。』
「踏み込むことだけが、仲良くなる術じゃないよ。少し離れたところから、理解して支えてあげるのも大きな一歩じゃないのかな。」
『...ソクジンさんは、大人ですね。』
「はは、Aちゃんより数年長く生きてるからね。」
私の頭を一撫ですると、立ち上がるソクジンさん。
「もう夜も遅いし、寝な？悩んでるのはAちゃんに似合わないよ。笑ってる方が可愛い。」
『かわっ...！？そういうこと、女の子に簡単に言っちゃだめですよ。』
「大丈夫。昔から、1人にしか言ってない。」
じゃあねおやすみって部屋に戻るソクジンさんに、どういうことなのかな？まさかね？って変な考えをしてしまった。
あんなにイケメンなソクジンさんに限って私なんて、ないない。
『マイペースに！明日からも！全力で！頑張るぞー！！』
ホットミルクを飲み干すと、最後の一口は蜂蜜の甘い味がした。
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kaho(プロフ) - みーたん♪さん» みーたん♪さんありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡また更新していくので応援よろしくお願いします！ (2017年7月17日 5時) (
レス) id: 551b2f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん♪(プロフ) - 温かくって好きです。更新頑張って下さい。 (2017年5月31日 21時) (レス) id: 443256ac3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaho | 作成日時：2017年3月17日 22時
