主任、こっち向いて！2【JN】

れっつとらべる ページ10

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次の日の昼休み、テテとジミニにジニオッパと付き合ったことを報告すると、すごく喜んでくれた。


「やーっと付き合ったかあ！何回奪おうかと思ったことか、ねえジミナ？」


「ほんとそれだよ〜〜笑
いつでもヒョンが嫌になったら俺んとこおいでね？」


何それーって3人で笑い合う。
本当にいい友達を持ったなあ。


大きなプロジェクトも終わって、しばらくはゆっくりできる。


「そういえばさ、有給消化した？」


テテに言われて有給の存在を思い出した。確か全然使ってないから、10日くらいはあるはず。


『全然使ってないや...』


「じゃあヒョンと旅行でも行ってきたら？どうせヒョンも有給たっぷり残ってるよ。」


旅行。確かに、すごく行きたいけど...


『さっきの話聞いてた？私昨日付き合い始めたんだよ？付き合ってすぐ旅行とか、尻軽女だと思われちゃうよ！？』


「えーそうかなあー」


『そうだよ！！』


「ってか何で旅行が尻軽になるわけ。ちょっと遠くにデートしに行くだけじゃん。あらやだ、Aちゃんったら何考えてんのーやらしーー」


テテの言葉に顔が真っ赤になる。


『ばっバカ！！そんなつもりじゃないし！！』


「どんなつもりなの？」


少し高めの落ち着いた声にハッとして顔を上げると、私の両肩に後ろから腕を乗せてこちらを見るジニオッパ。


『主任！？』

「テヒョンジミンあんまりAをいじめるなよ？俺のなんだから。」


「はいはい。惚気は他でやってよ。」


俺コーヒー買ってこよー、俺もーってテテ達が席を立って、オッパと2人きりだ。


『主任、近いです...』

「ごめんごめん。」

笑って離れるオッパ。


「で？何の話してたの？」

『いや...』

言いにくい。いや、言えない。付き合って次の日に旅行の誘いなんて。


「もーじれったいなー。有給使って旅行でも行けばって言ったんだよ、ヒョンと。」


戻ってきたテテが呆れながら言った。


『ちょっと！！』


「ん、いいね。行こうか？」


『主任！？』


「じゃあ今日予定たてよ、また連絡する、じゃあねー」

そう言って立ち去るオッパ。


よかったねって笑うテテ達に、よかったのかなあ？って苦笑いを返した。


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