一難去って ページ35
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次の日出勤すると、まだ誰も来ていなかった。
『お、1番乗り。』
今日は頑張らないと。せっかく私に任せてくれた案件、失望させたくない。
オッパのことは...一旦忘れよう。
今日電話をかけるリストを確認しながらコーヒーを飲んでいると、眠そうな目をしたテテがきた。
『はやいね？』
「ん、仕事はやく終わらせてAの手伝いしたいから、きた。」
普段遅刻ギリギリに来るのに。
テテの優しさに顔がほころぶ。
(今日もがんばるぞ！)
キムA、めげません。
.
.
とは言ったものの。
昨日よりもさらに難航して、現在午後5時、ノルマはやっと半分ちょっと。
『やばい...』
考えないようにしていた"出来なかった場合"が頭をぐるぐるとまわる。
(明日朝一で謝りにいって...再発注して...ええっと、それから...)
仕事を早々に終わらせて手伝ってくれているジミナも、こちらを不安そうに見ている。
6時になって集まらなかったら、取引先の会社に連絡をいれよう。明日謝りにいく旨を伝えよう。
非情なタイムリミットに心が重くなる。
つらいなあ。そう思った時、ふっと頭に浮かんだのは、ミンユンギの顔だった。
(......コーヒー、飲もうかな。)
立ち上がってコーヒーを入れにいく。砂糖控えめ、ミルク多め。昔からこうだ。
デスクに香るコーヒーの香りにほっと一息ついていると、携帯にメールがきていた。
ひらくとミンユンギからで、要件は一言、【会社のパソコンのメルアド教えて】
なんだろう...？
そう思いながらも、業務連絡かなと思って返信する。
するとすぐにパソコンにメールが送られてきた。
『何だろ...ってえ、これ.........？』
見ると会社のリストが添付されていて、本文には、
【Aが探してる商品を昔から取り扱ってる会社一覧。ストックもあると思う。実際あるかどうかは電話で確認してみて。
明日の営業、うまくいくの期待してる。俺も行くから。
P.S.俺が手伝ったってことは内緒な。】
『嘘...』
このリスト、調べてくれたんだろうか。
自分の業務もあるのに。合間を縫って。
『ッテテ、ジミニ、これっ！』
絶対成功させよう。成功させなきゃだめだ。
「え、すごい、このリスト手分けして電話していこう！間に合うよ、いける！」
テテが興奮して言う。
2時間後、私達は無事ノルマを達成した。
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きき - ここで終わり.......すごく楽しく読んできたからショック！続きはだしてもらえませんか？(><) (2020年4月23日 8時) (
レス) id: a646f46467 (このIDを非表示/違反報告)
未緒(プロフ) - 更新 待ってます。 (2019年4月10日 21時) (レス) id: 7e7e321463 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 更新してほしいです (2018年7月27日 23時) (レス) id: f0a56d10c7 (このIDを非表示/違反報告)
ユン - なぜこれで完結しているのでしょう… (2018年7月8日 13時) (レス) id: 99e77d7118 (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - 凄い面白い！！続きが気になりすぎます！頑張ってください！ (2017年7月29日 20時) (レス) id: eff2d09bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaho | 作成日時：2017年3月14日 11時
