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『…結婚生活でこれだけは守ってほしいこと？』
「2年間一緒に過ごすわけで、不便がないように
これだけは守ってほしいことが何かあったらこの紙に書いてくれればいい。」
夜が明け、またリビングにいる私たち。
キムソクジンに真っ白い紙とボールペンを渡された後
私はうーん、と考える。
［私生活の尊重］
［外ではいい旦那になること］
［私の家族を自分の家族同様に扱うこと］
『私はこれだけかな。』
書いた紙を渡すと、今度はキムソクジンがスラスラと紙に書き始める。
［プライバシーの尊重］
［契約結婚のことは誰にも言わないこと］
［祖母に尽くすこと］
紙に書かれた6つの事項に
お互いが納得し、サインをした。
『たったこれだけ？』
「他にもっと追加するものがあんの？」
『ううん、ないけど。』
呆気なく決まった私たちのルール。
昨日、否定しなかったことを少し後悔したが
今は半ば投げやりな気持ちでやってみようじゃないかと言う気持ちに変わった。
「家族同士の顔合わせは早い方がいい。
まずはお互いの両親に挨拶に行ってから結婚式の日にちとかを決める。」
『うん、わかった。』
・
・
後日。
キムソクジンと一緒に私の両親のところへ挨拶をしに行った。
『オンマアッパ、私結婚する。』
「アイゴ、なんの冗談？」
オンマは驚きつつも、とても喜んでくれた。
アッパもそんなオンマと一緒になって喜んでくれて
キムソクジンは本当に自分の家族に接するように接してくれた。
「娘が折れたのかしら？
どんなアプローチをかけたのか今度聞かせてちょうだいね。」
「ハハハ、かなり苦労しました。
もちろんです。また伺いますね」
相変わらず、外ズラだけは良い。
オンマとアッパにとって、こいつは完全にいい婿養子になるだろう。
『オンマアッパ、じゃあ私達もういくね』
また顔合わせの日程とか連絡するからと言うと
オンマは私にしか聞こえない声で「幸せにしてもらいなさいよ」と言った。
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・
「は…？また泣いてんのかよ」
『うるさい』
「はぁ…」
『早く車出してよ』
「シートベルトしてから言え」
『今しようと思ってたんです〜』
結婚自体は偽物だけど、まぁこいつの言った通り
全く知らない奴よりかは、マシかな。
なんて。
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アイアイ(プロフ) - 内容が好きすぎて何度も見返してます❤️更新待ってます！続きが気になります！ (8月9日 21時) (
レス) @page43 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - WWHさん» ありがとうございます😭なかなか更新できずにいたのですがこれからはちゃんと更新していきますのでよろしくお願いいたします🥺 (2022年8月13日 1時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
WWH(プロフ) - 初めまして✨いつも見させていただいてます！！このソクジンの口調といい全部最高すぎます！！これからも応援してます~😭 (2022年8月11日 16時) (レス) @page41 id: 91cce3d1cc (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - しいんさん» うわああああ😭そんなこと言っていただいて本当に嬉しいです🥲🥲これからこのお話もどんどん更新していこうと思っているので、よろしくお願いいたします！！😭😭😭 (2022年2月4日 23時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
しいん - うあああ…最高すぎます泣できちゃった恋愛をみて主様に恋しちゃいました！！これからも頑張ってください！応援してます~~！ (2022年1月22日 0時) (レス) id: 4349a34933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソア
| 作成日時：2021年9月9日 14時
