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「あぁ、こんにちは」
「質問に答えてください。
いったいそこで何をなさってるのですか？」
「お恥ずかしながら彼女と喧嘩しましてね。
えっと、おんなじ職場だったよね？たしか、」
「ホン・ソルです。
今日休憩室にいらっしゃった方ですよね？」
「はい、イ・ユンジェと申します。」
「イ・ユンジェさん」
トイレの外での会話が聞こえた。
どうやらソルは、
なかなか帰ってこない私を心配して見に来たらしい。
この男が逆上して何をするかわからない状態にソルがいたら危険だ。ソルに危害が加わったらと考えたらとても恐ろしかった。
「ごめんなさい、僕がとても騒ぎすぎましたよね…
でも僕達の問題なので僕達で解決します。忠告ありがとうございます」
トイレの中に私がいると言う確信がなかったソルは、
疑問を持ちながらもその場を去ったようだった。
「チッ…ホンソル…金魚の糞かよ」
いつも僕のAさんにひっついて歩きやがって
と言うそいつはまたトイレのドアを叩き始めた。
いつドアが壊れてもおかしくない状態でまた襲ってくる恐怖に勝手に私の手はまたキムソクジンに電話をかけていた。
「ヤー、もう着く。どこにいる？」
ワンコールで出たそいつの電話からは
車を運転しているのか、ウィンカーの音が聞こえた。
「ヨボセヨ？」
キムソクジンと電話してると知らない”やつ”は
怒鳴りながらドアを叩き続ける。
出て来いと叫ぶ声にキムソクジンは気が付いたのか
小さな声で「クソ」と悪口を吐いた。
私が声を出せない状況を悟ったのか、キムソクジンは一方的に話し始めた。
「出て来いって叫んでるってことはそいつとは直接接してないんだな。そのまま俺が行くまでドアを絶対開けるな。」
わかったな？と話すキムソクジンに
見えもしないのに大きく何度も頷く私。
ドンドンとドアを叩かれるたびに
その振動で鍵が小刻みに揺れる。
「ヤー！開けろって！」
『…きゃっ！』
ドンと大きな音を立てて、
ドアがミシミシと音を立てた。
明らかにおかしい音に、小さな悲鳴をあげた私。
『ヤー！早くきてよ…！』
電話の相手に、そう叫んだ瞬間。
「ヤー、そんなに急いでんなら
そこらへんでできるだろ。それでも男？」
それとも大のほう？と馬鹿にするような声が
トイレの外と電話の向こう同時に聞こえた。
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アイアイ(プロフ) - 内容が好きすぎて何度も見返してます❤️更新待ってます！続きが気になります！ (8月9日 21時) (
レス) @page43 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - WWHさん» ありがとうございます😭なかなか更新できずにいたのですがこれからはちゃんと更新していきますのでよろしくお願いいたします🥺 (2022年8月13日 1時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
WWH(プロフ) - 初めまして✨いつも見させていただいてます！！このソクジンの口調といい全部最高すぎます！！これからも応援してます~😭 (2022年8月11日 16時) (レス) @page41 id: 91cce3d1cc (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - しいんさん» うわああああ😭そんなこと言っていただいて本当に嬉しいです🥲🥲これからこのお話もどんどん更新していこうと思っているので、よろしくお願いいたします！！😭😭😭 (2022年2月4日 23時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
しいん - うあああ…最高すぎます泣できちゃった恋愛をみて主様に恋しちゃいました！！これからも頑張ってください！応援してます~~！ (2022年1月22日 0時) (レス) id: 4349a34933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソア
| 作成日時：2021年9月9日 14時
