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・
その体育着はあいつが新しく買って
クラスの男子に渡すことになった。
私は、腑に落ちなかった。
あいつはなにも言い返さなかったけど、
なんだかあいつはやってない気がした。
その事件からひと段落ついた。事が収まった。
みんながそう思った。
「今度はドユニの体育着でも入れとくか？」
「あり。汚れてボロボロだし
新しい体育着欲しいしなぁ〜(笑)」
「またキムソクジンのロッカーかよ(笑)
今度こそあいつ退学になるんじゃね？」
「ないない、あいつ金持ってるじゃん」
男子3人組の会話が聞こえた。
うちのクラスの男子だった。
『ヤー、なんの話？』
「…カンA…っ！」
簡単に自白した。
あいつに罪を着せるために、体育着をボロボロにして
あいつのロッカーに入れたと。
私はすぐさまあいつにそのことを伝えた。
「ふーん、だから？」
返ってきた言葉は、冷たいものだった。
『え、だからって…』
「お前、めんどくさい」
確かに、あいつにとってはめんどくさいかもしれない。
けれど、腑に落ちなかった私はすぐさま事実を先生に伝えた。
「イドユン、キムヒョンミン、ハソンジュンは放課後残るように。
…それとキムソクジンもだ。」
キムソクジンと目があった。
その目からは、感情が読めなかった。
・
『どう、だったの』
放課後。
あいつが先生との話が終わるまで待っていた。
教室から出てくるや否や、無言で私を見るそいつは少し怖かった。
あぁ、怒ってる。
すぐにわかった。
『…な、に』
「またお前か？」
『私は、あんたが心配で、』
「心配？…はっ、笑わせんな。心配？
体育着なんて望めばいくらでも買ってやるしあいつらがやってることも俺にとっては痛くも痒くもない。
お前が余計なことを言わなければこのことだって終わってた。なのに今更それを蒸し返して、何がしたいんだよ」
『なにそれ、私は…！』
「俺は真実を先生に伝えてくれなんて頼んだか？
…あー、そういえばお前みたいなやつのことをなんて言うんだっけか。
…偽善者。
そうそう、お前みたいなやつは偽善者って言うんだよ。
良心の押し付け、その上自分のことしか考えてないお前みたいな偽善者が俺は一番嫌いだ。
とっとと失せろよ、今すぐに。」
以後、あいつとは喋ることもなくなって
中学を卒業と同時に会うことも無くなった。
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アイアイ(プロフ) - 内容が好きすぎて何度も見返してます❤️更新待ってます！続きが気になります！ (8月9日 21時) (
レス) @page43 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - WWHさん» ありがとうございます😭なかなか更新できずにいたのですがこれからはちゃんと更新していきますのでよろしくお願いいたします🥺 (2022年8月13日 1時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
WWH(プロフ) - 初めまして✨いつも見させていただいてます！！このソクジンの口調といい全部最高すぎます！！これからも応援してます~😭 (2022年8月11日 16時) (レス) @page41 id: 91cce3d1cc (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - しいんさん» うわああああ😭そんなこと言っていただいて本当に嬉しいです🥲🥲これからこのお話もどんどん更新していこうと思っているので、よろしくお願いいたします！！😭😭😭 (2022年2月4日 23時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
しいん - うあああ…最高すぎます泣できちゃった恋愛をみて主様に恋しちゃいました！！これからも頑張ってください！応援してます~~！ (2022年1月22日 0時) (レス) id: 4349a34933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソア
| 作成日時：2021年9月9日 14時
