蝶柄の着物が似合う君 12 【坂田銀時】

チャラい高校生 ページ9

Aside








ぱちりと銀ちゃんと目を合わせる









銀｢だってよ｣

｢ひひ､やったね｣


















＿＿
















1日目最後の仕事




浴場の掃除だ





私と銀ちゃんは脱衣場の掃除を頼まれ､お宮さんが

言っていた"動きやすい服"に着替える














銀｢...いや､なにこれ｣





なにこれ､とは着替えた私達の姿である







｢学校ジャージ...？｣





中高生が着るようなポリエステル100%のハーフ

パンツ､Tシャツ､羽織るジャージ。








銀｢Aが着るのは分かるよ？でも俺年齢的におかしくね？｣

｢ふ､でも､銀ちゃん似合っ､てるよ...ふ､｣




銀｢何笑ってんだコノヤロー｣





頬を掴まれて軽く怒られたが面白いものは面白い

のだ､仕方がない








降ろしていた髪を束ねて早速掃除に取りかかる













洗面所の鏡､蛇口の掃除や床のモップ掛け､ロッカーの

掃除など










銀｢あっつ...｣





冬とは言えどお風呂の熱が篭った脱衣所は少し

蒸し暑い










そう｡









｢なっ...｣





銀ちゃんの髪かきあげ






ぎゃーー！！素敵だね！！？












銀｢...A？どうした？｣


｢あーいや！！髪邪魔そうだなって！！髪ゴムある
けど使う！？｣







見とれてたのバレてなくて良かった...









銀｢あ､欲しい｣





ポケットから出した髪ゴムで銀ちゃんの前髪を束ねる


ポンパドールとかいうやつだ








(う､うわぁぁ！！！)










学校ジャージにポンパドール




完全にチャラい高校生じゃねーか！！





銀｢ん､ありがとさん｣






私に合わせて屈んでくれてた姿勢を起き上がらせて

掃除を再開する












(...かっこいいなあ)


























宮｢はい､今日はもう終わり｡お疲れ様！部屋で
ゆっくりしてね｣




一日目の仕事が終わり､もう部屋に戻っていいとの事









疲れたなぁ...






銀｢風呂入るか｣

｢うん､そうだね｣









部屋にあるタオルと浴衣を手に男女分けられた

お風呂へ向かう

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