蝶柄の着物が似合う君 12 【坂田銀時】

幸せの余韻 ページ27

Aside








なんて言おうか､と慌てていると



銀｢なんか声掠れてんな...あ､昨日可愛い声で
鳴｢わーーいうな！！｣｣






な､なんて事を言うんだ...！！








銀｢照れてんの？可愛いなコノヤロー｡早く着替え
ねーと襲うぞコラ｣



｢分かった分かった！手止めて！？｣





シャツの下に伸びる手を止めて着替えようとする









｢...いや､見ないでよ恥ずかしい｣


銀｢今更言う？昨日沢山見｢だーーお黙り！｣｣







なんなんだ！！！






｢今日の銀ちゃん意地悪｣



銀｢そうか？いじめてるつもりはないけど｡まぁ幸せの余韻みてーな感じだ｣








ぎゅっと腕に力が入ってもう一度優しく抱き締められる









これじゃ着替えられないんだよなあ...










回る腕を離して銀ちゃんの顔には布団を被せて

急いで浴衣に着替える





帯を締めて布団に座るとすかさず寝転んだまま腰に

抱きついてくる








銀｢跡､沢山付いてんな｣





これ着物どころか隊服でも見えそうじゃね？と




｢なんで嬉しそうなの...！怒ってるんだけど？！｣




おりゃぁ！と髪をわしゃわしゃする





銀｢だって俺のもの感あって良いじゃねーか､可愛い｣




そんな嬉しそうな顔じゃ怒りも収まってしまう







銀｢んなことよりAちゃんが付けてくれたやつ
どーよ､ちゃんと付いてる？｣








昨日銀ちゃんが付けてきたから負けじと(？)付け

返した｡恥ずかしい｡








緩く着た浴衣から見える鎖骨辺りに付いてる紅い跡






｢ふふ､私のものだ｣



銀｢Aちゃんってば独占欲強いんだから〜｣










回った腕を引かれ布団に向き合うように寝転ぶ










｢...2度寝する？｣

銀｢そうだな｡ほらもっとこっち寄れ､寒ィ｣









距離が0になって､銀ちゃんの腰に手を乗せて再び

目を閉じる










こんな朝も悪くない｡












この人といられて私は幸せだ｡














ちなみに､その後の温泉旅館は松平さんに紹介して

将軍様のお忍び旅行に使われるようになり､潰れる

心配はなくなりましたとさ








温泉旅館篇終了













お読みいただきありがとうございました！

今回旅行に行って欲しい(ピンクあり)とリクエストを頂きましてただただAちゃんと銀さんがいちゃこらするっていう｡

書きながらにやけてました｡殴









それと最近更新が時々できなくてごめんなさい(--;)

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