陽炎（Ohno×Nino） (ページ21)

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だんだん聞こえてくる男達の声。

「うわっめっちゃ可愛い」

「なんか興奮するなっ」

頭ではわかってる。

これがやばい状況だって。

でも目が開かない。
体が動かない。

そっと胸に男の手が触れる。

N「んっ…」

「んっだって!えっろぉ」

興奮する男達の声。

やばい、やばい。
確実に僕の状況はやばすぎる。

ボタンがひとつずつはずされる感覚。

そっと胸の突起に触れる手。

N「あっ…っ」

くりくりと指で弄られる。

もう片方は他の男が舌で転がす。

N「んふっ‥あっ・・んあっ!」

感じたことのない鈍いような快感。

すると下半身を這う手。

やばい、わかってるけど体が‥・・・。

僕はどうなるの?

誰か助けて…・・・。

.

.

.

「おい!お前らそこで何やってんだよ!」

誰かの声。

聞き覚えのある・・・。

「あぁ!?」

男達が僕から離れていく気配。

あぁ、あの人馬鹿だな。
僕なんか…助けて・・・・。

「もしもし?警察ですか?
　はい、はいそこから１００ｍぐらい先の倉庫です。
　人数?３.４人です。男性です。早く」

「やばくねぇか」

「待て、嘘かもしれねぇ」

「そいつを返せ!」

…僕のこと、かな?

「返せっつってんだろ!」

倉庫に鈍い音が響いた。