貴方に拾われて (ページ33)

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#31 ページ33

jk「Aちゃん....。」

私「なんですか？」

とにかく平然に

接していれば

ジョングクさんも諦めてくれるはず

jk「ちょっと話したい事があるから、下の庭に来て欲しい。」

私「はい。分かりました。」

何を言われるのか

何を訪ねられるのか

ドキドキしながら

ジョングクさんに着いて行く

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付いた庭は

手入れが行き届いていて

暖かい風が吹いて

小鳥のさえずりがして

まるで夢の中みたいだった

jk「Aちゃん..」

名前を呼ばれて

ハッと顔を上げる

jk「Aちゃんは、僕が好きって言ったこと、嘘だって思ってる？」

私「......。」

jk「嘘なんかじゃ無いよ。絶対に。」

jk「君を拾った時から、ずっと好きで、たまらなかった。」

何度も貴方の声で

優しい声で

愛しい言葉を言ってくれる

でもそれと同時に出る疑問。

何でナミンさんとあんな事になったのか

それが一番気になっていた

私「じゃあ何で....何でナミンさんと....あんな事になっていたんですか.....？」

怖い、

知りたいとも思うけど

怖い答えが返ってくるかもしれない

そんな不安が溢れ出て

心臓の鼓動が止まらない

jk「あれはね....。」

jk「ナミンが、キスしてくれなかったらAちゃんを虐めるから。」

jk「そう言われたから....。」

jk「今までも、そういう事があって、キスを拒んだ事があったんだ。そしたら、ナミン、本気で
虐めて、その子を....ね？」

私「....！！！」

jk「だから、Aちゃんだけは失いたく無いと思って、仕方無くキスしたんだ。」

jk「でもたまたまその時にAちゃんが来てしまって...。追いかけても冷たい態度を取られるばっか
りで...。辛かった。」

そんなに私を思ってくれていたんだ。

なのに私は、事実を知ろうとせずに

ジョングクさんに当たってしまっていたんだ....