＊君に伝えたいことが＊2

先輩のおせっかい…かな（笑）〜美雪side〜 ページ26

『実はさ…』





を誰かに言うのは初めてで、



その初めて話す相手に相応しいと思ったのが
羽生くん。






後々、良平や健一にも言うけどね。
でも、大学の友達に言うかはわからない。









「俺ね、彼女はいないんだけどね、」









支えれたらな、

って思う人はいるんだ。






そう思ったのはタイムリーだけど
今日のことで。








その子とはすぐ打ち解けれて

話しやすいなって思った。







それと、清楚な笑顔。
彼女に一気に気持ちを持ってかれたのかな。




でも、彼女はきっと


俺なんかよりも大切なモノがあって。
俺よりも大きな舞台で闘ってる。




だから、せめて少しでも力になりたいな…。







・





・






「って思ってるかな、なんか恥ずかしいな。」





俺が苦笑いすると、
羽生くんは目を点にしてから、




結弦「先輩、彼女もそのうちアメリカに行っちゃいますよ！？」







わかってる。 わかってるよ……？









「だから、ちゃんとね、伝えたいな。」








内心…ね、







俺があの子への思いへ踏み出すことで、
羽生くんとAに変化があればな。

もちろん、良平もね。





そうやって思うのってさ、







((先輩の余計なおせっかい、かな？))





なんてね(笑)

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