好きで好きで好きで。　【ARS】 (ページ8)

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仕事　ページ8

二宮「そんな検査、ありえんの？」

「場所が心臓だからねー。で、決心つかなくてずっと悩んでたんだけど。なんかみんなにあって仕事へとへとになりながら頑張ってる姿とか、疲れてるのに笑顔だったりとか、そういうのみてたら頑張ってみようかなーって。」

二宮「そんなこと考えてるなんて全然思わなかったよ。」

「そもそもあの企画に応募したのもたまたま病室でテレビ見てて、久しぶりに声出して笑ったなーって思って。で、生で会ってみたいなって思ったの。」

二宮「そっか。だからあんまり知らなかったのね(笑)」

「仕事してる時はテレビゆっくり見るなんてことあんまりなかったから。」

二宮「そういえば、なんの仕事してたの？」

「音楽の先生。中学の。」

二宮「えーマジでー！？だから黒髪？だから爪短い？」

「そんなとこ見てたんだ(笑)髪はね、少しくらいなら茶色でもよかったんだけど、生徒に茶髪ダメって言ってるのに示しつかないなって。爪は長いとピアノ弾いてて折れちゃうの。だから。」

二宮「わーそうなんだー。今は？お休み？」

「ううん。辞めたの。この体じゃいつどうなるかわからないし。責任もてないでしょ？だから今はプー(笑)」

二宮「昨日ママにも聞いたけど、病気って・・・」

「なんかわからないの。難病ってやつ？国で指定されちゃってるような。まだ調査段階だから有効な薬もなくて、ひたすら検査。実験みたいなもんだよね(笑)」

二宮「突然なったの？」

「そう、突然。一回目倒れたときはまだこの病気だってわからなくて。もともと心臓悪いなんて言われたことなかったし、入院も点滴だってしたことなかったんだけど。この間倒れたときにおかしいってなって。やっとわかったっていう・・・・・。」

二宮「そうだったのかーーーー。あんなにお酒飲んだり騒いだり・・・大丈夫だったの？しんどかったりしなかった？」

「全然！楽しかった(笑)」