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北人side
お手洗いに行くと言ってお会計をする。いつも先輩たちがやってくれるようにかっこよく見られたいなって思ったから。それでもお金を払うよと言うAちゃん。律儀で素直でいい子。お財布なんて出さずに奢ってもらうのが当たり前みたいな子もいるけどこうやって払おうとしてくれるだけでありがたい。
本当はご飯だけのつもりだったけどまだ一緒にいたくてこの後やりたいところがあるなんて言っちゃった。
疲れた時とか落ち込んだ時とかにいく秘密の夜景が綺麗な公園。Aちゃんに教えちゃおっかな。
「この後さ、寄りたいところあるんだけどいい?ここからそんな遠くないから散歩がてらに一緒に行かない?」
A「うん!いいよー。」
そう言って他愛のない話をしながら歩く。
A「わっ、!」
つまづくAちゃんの腕をとっさに掴む。おっちょこちょいなところも可愛いなって思って、そのまま手を繋いだ。
「危なっかしいから、ほら手貸して?」
A「え、あ、うん。」
照れながらも手をつないでくれて少し後ろをついて歩いてる。たまに道に咲いてる花を見て少し手を引っ張られたり、あのお店かわいいって指をさしたり。全部に興味津々で見てて飽きない。
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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年11月18日 16時