43. ページ43
北人side
どんどん気持ちが高まるのを感じる。
まだ顔を赤くしてるAちゃんを見てからかいたくなっちゃうなんて小学生みたいだけどやっぱりタメ口で話してほしい。
「Aちゃんは大学出てすぐ#Colorに就職したんだよね?」
A「はい!そうですそうです。」
「敬語ダメって言ったじゃん。タメ口ね?」
A「あ、そうでした。間違えた!うん、そうだった!」
「ふふ、元から店のこと知ってたの?」
A「大学生の時からよく行ってたお店でそのときは店長1人でやってたからたまに手伝わせてもらったりしてたんです…してたの。」
「そうなんだー。」
A「そうそう。」
なんだかんだタメ口も慣れてきちゃって嬉しいんだけど少し寂しい感じ。話していると料理が届く。店員さんが料理をテーブルに置くと
A「ありがとうございます。あ、もらいますよ!」
しっかり気配りができるところに感激する。気づかないうちにじっと見てたみたい。
A「なにそんな見てるの?あ、これ美味しそうだね!」
コロコロ変わる表情に惹かれる。美味しそうにご飯を食べるAちゃん。幸せそうな表情にこっちまで幸せになる。
「これ美味しい!これ、食べてみて。」
自然とAちゃんの口に運んでて気付いたときにはもう遅かった。
305人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年11月18日 16時