君との出会いを【吉野北人】 (ページ4)

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Aside

お昼休憩を終え、カフェの仕事や常連さんとお話をしたり服のコーディネートを考えたりといつものようにすごしていた。

そこに見慣れないスラっとしたスタイルのいいセンター分けの男性が楽しそうに服を眺めていた。

嬉しくなって

「いらっしゃいませ。気になるお召し物がございましたらお気軽にお声かけください。」

と、声をかけると男性は振り返った。

くっきりとした二重の端正な顔立ちで胸がなる感覚を覚えた。

なんとなくオーラが漂っていて見覚えがあるようにも感じたけど思い出せない。

しばらく考えているとその男性は焦ったように

北人「ま、また来ますっ！」

と、お店の外へと飛び出していった。

声かけない方がよかったかな、なんて考えていると

奥から店長の声が聞こえてくる。

店長は松本さんといって気さくでかっこいいダンディーな方。

「はーい！」

と返事をして店長のもとへ向かう。

店長「あのさぁこれ店に並べ、、
どうした？なんか顔赤い？熱でもあるの？」

と心配そうにこちらを見ている。

「…えっ！顔赤いですか？！」

全く気づかなかったけどなんだか恥ずかしくなって、店長から荷物を受けとり表へと戻った。