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北人side
久しぶりの再会で先輩との話がはずむ。その間もAちゃんは楽しそうに仕事をしている。
しばらく話してるとAちゃんのコーディネートが終わったみたい。お客さんの雰囲気がさっきとはまったく違う。すごい。
お見送りをするのかお客さんと楽しそうに話している。お客さんが羨ましい。そのうち店内を見回しているお客さんと目があった。明らかに動揺してたからお客さんに気がする。
そのまま耳打ちをしても不思議そうなAちゃん。やっぱり知られてないみたい。歌ってる俺を見てあわよくば惚れてくれてもいいのに、なんて思った。
でもLINEかけるように頑張ろう。そんなことを考えていると、
店長「ーーーーと、ーーーくと!おい、北人!」
気づけば先輩に声をかけられていた。
店長「ははーん、さてはお前もだな?」
とニヤニヤする先輩。バレたか。
「言わないでくださいね!今日連絡先聞こうと思ってるんですから!」
店長「早くしないと誰かに取られちゃうぞ?」
「そんなのわかってますよ!」
そんなこんなで先輩ももう仕事しなくちゃいけないから、とお開きに。よし帰り際に聞こう、と決心する。
出ようとすると
A「吉野さん、ありがとうございました。またお越しくださいね。」
と笑顔で声をかけてくれた。
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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年11月18日 16時