27. ページ27
北人side
「いや、悩んでるっていうか、どうやってLINE続ければいいのかなっていう…、そういう感じ?」
恥ずかしくてだんだん声が小さくなる。
樹「えっ?最後らへんなんて言いました?」
「だーかーら!LINE!どーやってつづければいいの?!っていう話!」
樹「酔ってます?」
「酔ってない!酔ってないけどさぁ〜…」
樹「LINEですか…。どこまで進んだんですか?みせてくださいよ。」
「え、うん。はい、これ。」
そう言って樹にスマホを渡す。
樹「あ、スタンプから返してないんすね。じゃあまだ行けますね。」
「ねー、樹ー、なんて返せばいいのー。」
考えれば考えるほど返せなくなる自分に嫌気がさす。
樹「あんまり考えすぎても変ですよ。お店って毎日やってるの?とかいつからそこのお店で働いてるの?とかでいいじゃないですか。」
「変態ぽくない?大丈夫かなー…?」
樹「相手はそんなに気にしないですよ。大丈夫ですって。てか、普通にそれ俺に失礼ですからね?」
「ごめん、ごめん。まぁそれもそうか。よし送ろう。」
意を決して送信を押す。
「ねー、嫌われないかなー、変じゃないかなー、何て返って来るかなー。」
樹「はいはい、うわっ、酔ってるし…。ほら、帰りますよ!」
樹の声を聞いたのを最後に目を覚ました時にはもう朝だった。
305人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年11月18日 16時