14.変化 ページ14
北人side
今日は朝早くから撮影で午後はオフの予定。せっかくだからこのまま「#color」に直行しようかな。
朝から雲ひとつない晴天で気持ちが上がる。いつもよりはかどってスタッフさんからも褒めてもらえた。なんかいい感じ。
少し巻いて仕事が終わったからお昼は店のカフェで食べようかな、と歩き出す。
カランカラン、と音を立ててドアを開けると
??「え、お前、北人か?」
という声が聞こえた。顔を上げると高校時代の2個上の先輩がいた。
「え、松本先輩ですか?」
2個上だったのもあるかもしれないけど当時からめちゃくちゃオシャレでよく俺のことを可愛がってくれていた先輩だった。
A「お昼上がりましたー。」
奥から彼女の声が聞こえた。
店長「おー、A。じゃあ交代なー。北人、久々にカフェで少し喋らないか?」
名前Aっていうんだ。と思いつつ、ニカっと笑う先輩にもちろんと言ってついて行った。
久しぶりの再会で話が進む。聞けば先輩は高校を卒業してすぐ宮崎から上京してこのお店を開いたらしい。おしゃれで落ち着いたこの店は先輩らしい店だった。
これは先輩に彼女のことを聞くしかないと思って
「あの〜、彼女は?」
と聞けば
店長「昔からの常連でな、大学卒業してからここで働いてもらってるんだ。」
といい、Aー。と名前を呼んだ。
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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年11月18日 16時