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131. ページ31

北人side

何も気にせず、ただキスに夢中になった。

このまま行ったらはじめてが…
となんとか気持ちを抑える。

お風呂を貸してもらおうとキスを止めると
少し落ち込んだようなAちゃん。

「はじめてはちゃんとしたい…////」

なんて今まで言ったことがないような甘ったるい言葉を吐く。

なんとか抑えたような真っ赤な顔も可愛くて仕方がない。


すぐこの後に待っているだろう、
いや絶対にこのチャンスを逃さないようにはするけど、
この後に見るであろう可愛いAちゃんを
他の誰かが見たことがあるなんて考えたくもなかった。

あー、もっと早く出会ってたらな。

そんなことを考えつつも、
急いでお風呂を出る。


お風呂から出るとソファに座ってコーヒーを飲む彼女。

「お風呂、ありがとう。」
A「ううん、おかえり。」

にっこり微笑むAちゃんを前に顔が赤くなりそうになる。
なんとか抑えながら、

「コーヒー?」
A「うん、北人くんも飲む?」
「ううん、大丈夫。ありがとう。」
A「…そっか。」

なんとか気持ちを整える。


A「私、カップ片付けちゃうね…、」

立ち上がるその手を引き寄せて自分の膝の上に座らせる。

「待って、行かないで。」
そう言うと共にまた甘いキスを始める。

綺麗なうなじに唇を這わせ、
後ろから優しく抱きしめる。

A「…っ////」

赤くなる耳も時折漏れる声も愛おしくてたまらない。


A「……ベットがいい。」

「……っ!///
そんな可愛いこと言われた止まらなくなるって。」


彼女をお姫さま抱っこしてベッドに向かう。

このあとに始まる甘い時間を
ただベッドに向かうこの間すら待てずに
唇が離れることはなかった。

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作者名:Jellyfish | 作成日時:2022年1月14日 20時

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