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北人side
「…み、んな?」
A「…え?」
「みんな、じゃなくて、
俺は?」
A「…、北人くんも、カッコよかったよ…。」
「も、じゃなくて、
…俺だけ見てよ。」
A「…え?」
「俺だけを見てほしい。」
A「……////」
少し顔が赤くなってる。
寒いのか、照れてくれてるのか…。
でもちゃんと目を見て伝えたい。
体を少し離して、Aちゃんのことを見つめる。
「…好き。
Aちゃんのことが好きだよ。」
自分でもどんどん顔が
真っ赤になっていくのを感じる。
同じように真っ赤になっていく
Aちゃんの顔が見える。
「好きです。付き合ってください。」
俺と付き合ったら
何不自由なくさせてあげるとは言えないし、
外でデートとか、
写真たくさん撮るとかそういうのはできない。
だけどAちゃんのことを好きな自信と
絶対に幸せにする自信だけは
誰にも負けない。」
A「…うん。」
「俺は、Aちゃんのことが好き。
ずっとそばでAちゃんの笑顔を見守りたい。」
A「…うん。」
「だから、
俺と付き合ってください。」
ツーっとAちゃんの瞳から
涙が流れる。
「っ、ごめん、!
あの、俺、…!」
あー、俺振られるのかな。
もう終わりか、そんなことが頭によぎる。
A「…ありがとう。
私…、。」
.
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作者名:Jellyfish | 作成日時:2022年1月14日 20時