66.久しぶり ページ16
Aside
「えっ、あお、い?!」
誰かにぶつかっちゃって謝ろうとして顔を上げると
高校の同級生の葵がいた。
あまり男子とは喋らなかったけど唯一気兼ねなく話せる
友達で高校では雪とずっと3人で一緒にいた。
久しぶりの再会、こんな再会でびっくり。
「なんで、ここに?!」
高校卒業して私と雪は東京に出て来たけど
葵は地元にいたはず。
葵「ふはっ、それよりも荷物だろ。」
ぶつかってばら撒かれた荷物を一緒に集めてくれる。
葵も時間があるらしくカフェに入って話をすることにする。
「せっかくだし、雪も呼んでいい〜?」
ちょうどお昼時だったからお昼休みに出てこれるかと思って連絡する。
A雪ー、いまお昼?出てこれる?
雪うん、出れるけどどうした?
A今ね、葵と会ったの!いつものカフェいるから来れそうだったら来てー
そう送ってカフェに向かう。
いつものカフェはコーヒーもスイーツも美味しくて
日替わりのケーキをよく食べている。
今日はオランジ生チョコレートケーキ。
名前の通りにオレンジが効いてて濃厚な少し大人の味。
葵「ふふ、幸せそうに食べるのは昔から変わんないね。」
「え?そうなの?恥ずかしいからやめてよ。てか他も何にも変わってないよ。」
葵「それもそうか。ま、俺もだしな。」
たわいもない話をしながらおいしいケーキを口に頬張り
コーヒーを飲んで雪を待つ。
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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年12月3日 17時