第318話 ページ21
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「まー…そうだね」
「お前が簡単に納得すると気味わりぃんだよ」
「なんでよ!?てかホントに納得したから!
甘ったれてんなーボクって思ったのー」
オバホの個性は本当に便利だ。
物質を一旦崩して新しいものを生成できる。
それって自分が今思っているよりも沢山の先頭に適応できて、それでいてだいぶ危険なものだ。
「でさ、爆豪」
「あ?」
「お願いなんだけどボクを運ん…
ねえ!?!最後まで聞いてよ!!!」
爆豪はと言うと可愛いボクのおねだりを一切視界に入れずに
体育館を後にしようとしていた。
ヒーロー志望でいて何故倒れている人間を無視できる!?
「んで俺がてめぇみてぇな道徳の欠片もねえ馬鹿力持ったクソみてぇな性格のゴリラ運ばなけりゃなンねぇんだよ!!」
「ねえ言い過ぎじゃない?
そこまで言ったならお詫びの変わりに運べし!!
つーかボクホントに今ヒロウコンパイなの!!
空腹すぎて動けないし疲れすぎて動けないワケ!
心身共に限界なワケ!!
助けてよ〜ヒーロー大爆殺神ダイナマイト〜」
「チッ」
とまあ、舌打ちしながらもクソほど雑に持ち上げたがまあ助けてくれたことに変わりは無いので謝謝。
米俵担いでるような持ち方してる点については今のボクには
つっこむ元気もありませんのでスルーさせてもらいます。
「あ、重かったらごめんな爆豪」
と少女漫画でお決まりのセリフを言ってみる。
米俵持ちじゃ少女漫画にならねぇよっていう意見もガン無視!!
「…ガチで重てぇな…てめぇホントに女かよ」
ん?ボクは自分の耳を疑いに疑って疑いまくった。
「お前デリカシー子宮に置いてきたどころか元々所持してなかった系?お空の上でデリカシー欠品してた?
疲れてなかったらぶっ飛ばしてる所だったんだけど」
「運ばれてんだから文句言ってんじゃねぇぞクソ女!!
粗大ゴミ扱いしないだけマシだと思えや!!」
「ボクの寛大な有り余っているデリカシーをプレゼントフォーユーしてあげたいね。誕プレでくれてやるよ。
これで周りからの人望増えるね!良かったね!」
「てめーのデリカシーなんてもん貰ったらマイナスだろ」
「爆豪の今がマイナスすぎてプラスになれないってこと?
かわいそ」
「ああ?捨てんぞ今ここに!!」
なんて調子で何だかんだで寮まで運んでくれはした。
優しいね!
デリカシーはマジカルスペシャル超超激ゴッド級にマイナスだけど!!!
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こた - めちゃ面白かったです！！更新気長に待ってます！！ (3月30日 21時) (
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作者名：ある | 作成日時：2022年12月30日 23時
