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お祭りが終わると途端に夏休み明けが目前となり
私の部屋にて…まだ手付かずの課題に追われる梅ちゃんを囲んでの勉強会も、長期休み後半の恒例行事となりつつある今日…
梅「ぐあ〜!なんで夏休みってこんなに課題多い訳〜!?やってもやっても片付かないって何事よ!」
両手を上に投げ出して駄々を捏ね出す梅ちゃん
アオイ「だから休み前から、コツコツやっておかないと駄目よって私 言ったのに…!」
梅「……そ…そーだっけ?」
アオイ「言ーいーまーしーた〜っ!」キッ
梅「ヒッ」
梅ちゃんが押されてる…!新鮮だ…っ
隙あらば休憩しようとする梅ちゃんを、真横で般若の如く厳しい顔で見張るアオイ
私もカナヲもあそこまで厳しくできないから、アオイぐらいしっかりした見張り役がいないと
こんなにさくさくは進んでなかっただろうな…
そのお陰で、去年は半日かかってた課題量も この数時間で終わらせられてるし…
A「梅ちゃん!このペースなら夕方には終わりそうだし
終わったら皆で手持ち花火でもして遊ぼうよ」
梅ちゃんはお祭り参加してないし、せっかく今日集まれるって分かってたから
実は手持ち花火を数袋用意してある
無事に梅ちゃんの課題が終わればできるかと思ってたけど、この様子ならきっと大丈夫だろうから
梅「…!しょ…しょうがないわね…!そんなに言うなら私だって…///」
カナヲ「ふふ…頑張ろうね」
梅ちゃんのやる気が上がったのか、更に課題を進めるペースが上がって
予想よりも早く、夕方を迎える前に最後のページを埋め終えた
梅「お…終わった〜!」ドサッ
疲れ果てた梅ちゃんがばたんと後ろに転がり込み、やっとの開放感を味わう
アオイ「お疲れ様」
カナヲ「頑張ったね、梅ちゃん!」
A「はい!頑張った後は糖分だね。お菓子と飲み物持ってきたよ」
梅「ありがと〜…」
のそっと起き上がった梅ちゃんがコップを手に取る
アオイ「梅は進路 専門学校だっけ?いくら受験勉強が無いからって、今年からこの調子で来年大丈夫?」
梅「だ…大丈夫よ!私だってやる時はやるんだから!」
カナヲ「…再来年には皆ばらばらなんだね」
A「カナヲ…」
梅「ばらばらったって、皆地元組でしょ?会おうと思えば会えるわよ!ね?」
アオイ「そうねー。それにカナヲとは同じ大学志望だし…Aも地元の美大だったよね?」
A「あ……うん!そうそう!だから大丈夫だよカナヲ」
カナヲ「そう…だよね」
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レモネード - 宇髄先生も気持ちは同じなんだね。でも夢主ちゃんも宇髄先生の気持ちをきちんと汲み取れればいいんだけど……なぁ。ますます新章が気になるなぁ。夢のことが現実にならなければいいんだけど……。 (2021年7月23日 15時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 宇髄先生が理由に勘づき、何か大きな決断をしたようですね…。宇隨先生の気持ちを、夢主はちゃんと汲み取れるのか……それとも、これを聞いても意思は変わらないのか……そして宇髄先生の最悪な選択肢が何なのか…。新章で遂に大きく動きだします (2021年7月23日 7時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - やっぱり宇髄先生も伊黒先生も気にしていたんだね……。梅ちゃんやカナヲ達には相談できたけど、先生と一緒にいたいという事だけは言えれなかったね…。先生と向き合って話をして、答えが見つかればいいんだけどなぁ…。 (2021年7月22日 14時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 周りには真剣に向き合って話を聞いてくれる人が沢山いることを、分かっているつもりでも…やっぱり根本には内気な性格が消えずにありますね…そこを早く打破しないと、、、 (2021年7月21日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - おみくじの言葉も気になるよね……。それにクリスマスの時は仕事だったから会えなかったけど、宇髄先生は寂しかったのね。もっと周りの友達や先生達にも色々と相談しておいたらまた違う答えが出ていたのかなぁ? (2021年7月21日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年6月24日 13時