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コンコン
A「お姉ちゃん、いいかな?」
蜜璃「はーい」
家に帰り、姉の部屋の扉をノックして声を掛ける
部屋にお邪魔すると、パソコンでレポートを片してる姉が手を止めて迎えてくれた
蜜璃「おかえりなさい」
A「ただいま。はい、これ!学園祭のチケット」
蜜璃「わぁ!ありがとう〜」
A「しのぶさんの分はカナヲが渡してるはず」
一般公開は、生徒限定公開日の翌日土曜日
蜜璃「楽しみにしてるね!」
A「うん、小芭内先生も楽しみに待ってると思う」
蜜璃「えへへ…/// あ…そういえば、Aの好きな人も同じ学校だったっけ…?」
A「へぇ!?う、うん…///」
そう言えば、お姉ちゃんにはタイミングが合わなくて
まだ付き合えた事言えてなかったな…
誰…とまでは言えないけど
A「…実はね、その人とお付き合いする事になったの」
蜜璃「え…!本当!?お、おめでとう〜!」
まるで自分の事かのように喜んで飛び跳ね、勢いのまま私をぎゅっと抱き締めて祝福してくれる姉
A「わ…!ありがと、お姉ちゃん」
私も応えるように姉の背中に手を回し、その祝福を受け取る
蜜璃「は!って事は、今度の文化祭で挨拶とかした方がいいんじゃ!?」
A「ぅえ!?挨拶…は、いいんじゃないかなぁ?」
蜜璃「でもでも、家族を代表して一言くらいは…」
A「まだお付き合いして日も浅いし!また今度 何かの機会に!ね!だから今回は大丈夫だよ!」
蜜璃「そう…?」
A「ほら、お姉ちゃん課題の途中でしょ?ごめんね、邪魔して。私ももう部屋に戻るから!」
ガチャン…
A「…ふ〜…危なかった…」
自室に戻り、肩の力が抜けて扉を背もたれに座り込む
上手く誤魔化せた…よね?
お姉ちゃんも怪しんでないとは思うけど…
こんなんで無事に先生との関係隠しながら付き合っていけるのかな…先が思いやられるよ
A「…先生と言えば、今日梅ちゃんが言ってた事…」
_梅「…まぁ相手は大人だし、いろいろ向こうも考えてるのかもしれないけど…
向こうから何もしてこないからって、イコール満足してるって訳では無いと思うわよ」
…確かに、今思い返せばあんなに距離感の近かった先生が最近は全くと言っていい程触れてこない…
…もしかして、私が子供っぽ過ぎて先生にその気が起きないとか!?
梅ちゃんはそれを気付かせようとあんな事を…
A「周りにバレるバレないの問題よりも、それのが大問題だよ…」
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momoko19960430(プロフ) - レモンソーダさん» ぼちぼちカナヲちゃんの説明であの夜のやり取りが明らかになります(^-^)ホンワカした二人のやり取りをお届け出来たら…と!煉獄先生は、大切な同期の恋と幼い頃から知る愛弟子を見守りたい気持ちとで、きっと知ってからもずっと優しく見守ってくれてたのかな…|´-`) (2021年3月11日 19時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモンソーダ - ようやく炭治郎と会えてよかった〜〜(^_^)でも、ここぞっていう時にビシッと決めたのかなぁ?そうだね、最後は皆笑顔で終わってほしいね。それにしても、煉獄先生〜〜二人のことを知っていて、ずっと言わないでくれたのかなぁ?( ´〜`) (2021年3月11日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモンソーダさん» カナヲちゃんからの電話、内容は一体何なのか…ですね!この学園祭は、皆笑顔で終われるといいなと思ってます(^^) (2021年3月10日 19時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモンソーダ - カナヲちゃんにはなんとしてでも炭治郎を探してほしいなぁ。他の人に呼び出されたって知ったら気が気じゃないよね(*´・ω・)大丈夫かなぁ……。 (2021年3月9日 23時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモンソーダさん» 無一郎くんは春から後輩として距離も近くなるし、何より本人が諦める気0だから…。他の人に呼び出されたって知ったカナヲちゃん、もう形振り構ってられなくなりましたね|´-`)ガンバレ!本の話はまだ暫く先になりそうですが、ちゃんと説明出来たらと思ってます! (2021年3月9日 7時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年2月18日 23時