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結構、私の気持ちをどうする事もなく
先生を想うまま毎日 時間だけは過ぎていく
気付けば入学してから二回目の学校行事が目の前まで迫っていた
カナヲ「体育祭、Aは何に立候補するか決めた?」
A「うーん、どれも苦手じゃないし余ったやつでいいかなと思うんだけど…」
梅「スポーツテストもぶっちぎりだったものね
私はリレーの補欠でいいわ。どうせチアで体力使うし、それ以外に汗かきたくない」
小さい頃から運動は苦手ではなかった
リレーも球技もそれなりに出来る方ではあるので、別にどの競技になっても断るつもりは無いけど…
杏寿郎「では、目玉となるリレーの選手は女子が甘露寺と栗花落で補欠に謝花
男子は奥野と山岸、補欠に佐藤で決まりだな!
他の競技も全員決まったし、各自体育の授業などで練習があるから頑張るんだぞ。くれぐれも怪我だけはしないようにな。これで授業は以上!解散だ」
…確かに何でもいいとは言ったけど、まさか誰もリレーに立候補しないなんて
立候補が居なかった為、スポーツテスト時の50m走のタイム順で私とカナヲが推薦されそのまま決まってしまった
カナヲ「が…頑張ろ、A」
A「…うん」
決まってしまった物は仕方ない…
クラスの皆の足引っ張らない様に頑張ろう
梅「そう言えば、炭治郎達もスポーツテストの記録凄かったらしいわよ」
教室でお昼ご飯を食べながら、さっきの体育祭の話をしていたら
ふと思い出したように梅ちゃんが竈門くんたちの話題を出す
A「へーそうなんだ!運動神経いいんだね
って、梅ちゃん誰から聞いたの?そんな話」
梅「A組の女子が騒いでるのたまたま聞いた」
カナヲ「…!」
梅「カナヲ、オリエンテーション以降ほとんど炭治郎と会話してないでしょ」
カナヲ「…朝とか帰りに、下駄箱で会うと挨拶してるよ…」
梅「ぬるい!そんなんで他の女共を蹴落とせると思ってるの?…ったく!仕方ないわね」
そう言うと、すくっと立ち上がった梅ちゃん
梅「行くわよ、二人とも」
A「え?行くって、どこ行くの?」
梅「決まってるでしょう!炭治郎の所よ」
カナヲ「え!?そんないきなり…!」
梅「いいから来る!」
カナヲ「は、はい…っ」
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- 健康運: ★★★★★
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作者名:P | 作成日時:2021年1月6日 2時