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竈門くんにあんな事言ったけど…
容赦なく襲ってくる頭痛はますます酷くなって行き、それに加えて寒気まで感じるようになって来た
善逸「Aちゃん、なんか凄い音だけど大丈夫?ちょっと息も荒く感じるけど…」
炭治郎「さっきより酷くなってないか…?やっぱり休んだ方がいい」
A「んん…」
足取りが重く、一歩一歩確かめながら足を前に出すのがやっとで
のろのろと班の一番後ろを歩いていたら皆が気にして振り返り足を止める
伊之助「何だよ、調子悪いのか?おぶってやろうか」
A「大丈夫…ありがとう」
カナヲ「A、本当に大丈夫?顔も真っ青だし…
もしかして昨日の放課後に被った水で風邪ひいたんじゃない…?」
梅「何それ!水被るなんて、何かあったの?」
カナヲ「ホースで水掛け合ってふざけてる男の子達が、間違えてAに水掛けちゃって…
すぐ医務室行って着替えはしてたけど、まだこの時期は寒いし体冷やしちゃったのかも」
A「次のチェックポイントまでは歩けるから…
そこまで着いたら少し休んでもいいかな、ごめんね」
炭治郎「何も謝る事ないよ。ゆっくり行って休もう…荷物持つから貸して?」
梅「ほら、肩貸しなさい。支えて歩くから」
皆優しいな…心配かけて申し訳ない
一人で黙って我慢して頂上まで頑張ろうと思ったけど、結局迷惑かけちゃった…
でももう視界までボヤけてて正直あまり、慣れない山道を歩ける状態ではない
A「皆、ありがと…う……ごめ……」フラッ
ドサッ
カナヲ「A!?A!」
善逸「Aちゃん!!」
視界が真っ黒になる瞬間、周りで皆が何度も私の名前を呼んでくれているのが聞こえたけど
私の記憶はそこで途切れてしまった…
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作者名:P | 作成日時:2021年1月6日 2時