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杏寿郎「そういえば、彼にはもう会えたか?」
多分、煉獄先生の指す″彼″とは…
A「それがまだで…クラス表見てから真っ直ぐ教室に向かってきたので」
杏寿郎「そうかそうか!では体育館でご対面と言った所か
おっと、いかんな。私語を慎めと言った俺がこんな風に話していては
顔見知りに会えたのが嬉しくて、ついな!
では、この続きは帰りのホームルーム後にでもゆっくり話すとしよう」
カナヲ「はい」
体育館に着くと、クラス毎に列を作り並ぶ
全七クラスが揃うと式が始まり、順番に来賓挨拶や学園長が登壇してマイクを通して私達に向かって話し始めた
学園長「私の可愛い
上級生の皆は下級生に恥じる事の無い行いを、下級生は是非…そんな上級生の背中を見て真っ直ぐに伸び伸びと育って行って欲しい」
学園長の話が終わり、式もだいぶ終盤にさしかかる頃
…あ、居た!もう一人の顔見知り…
耳が隠れるほど長い黒髪、口元はマスクで覆われていて目元しか見えないけど
真っ直ぐに学園長に視線を向けて話を聞く姿を見つけた
「長かった〜」「後 ホームルームで帰るだけ?」「この後どっか行こうぜー」
式が終わり、カナヲが御手洗に寄ると言ったので
その隙に廊下の途中に居る人物の背中に向かって足を早める
A「小芭内先生!」
小芭内「…!A」
A「一週間ぶりくらいですね、良かった会えて」
小芭内「入学おめでとう…俺を探してたのか?」
A「はい、お姉ちゃんから職場姿を見てきてってお願いされてたので」
小芭内「な…!/// 別に普段と何も変わらないだろ」
A「でも新鮮ですよ?今日は先生方 皆スーツですし…それに小芭内先生って呼ぶ事とか
お姉ちゃんは一時期そう呼んでましたけど、私はずっと小芭内さんって呼んでましたから」
知り合いの先生の内の最後の一人、伊黒小芭内さん
私の中では煉獄先生より身近な存在…なぜなら
「あれ!伊黒、珍しいじゃねぇか。お前が女子生徒に声掛けられるなんて
伊黒を逆ナンする物好きな生徒でもいたか?」
A「…っ」ビクッ
だ……誰…っ
その声に振り返ると、そこに居たのは……
小芭内「…!お前…っ」
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作者名:P | 作成日時:2021年1月6日 2時