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君が旅立ってから10年たつ頃には龍は高校生になった


龍がね


高校は日本の学校に行って野球をしたい


日本でプロ野球選手になりたいって


あぁ、まだ僕の背中を追いかけてくれるんだね


すごく嬉しかった


結局、龍は僕の母校に入学して


歌手活動も画家活動も続けながら


ペースはかなり落ちたけど人気は相変わらず絶大でw


それに続くように修も入学したんだ


お兄ちゃん2人を見てた陽と蒼は僕も!と今から意気込んでる





龍が高校1年生の時に甲子園に出場しスタメン入り

今まで、日本にいなかったもんだから

彗星のごとく現れたプロ注目の的




僕らの子供だと分からないように高校に入ってから


嵐という苗字を使わせてもらうことにした


結局、結婚しなかった兄さん達の子供であると言いう意味も含めて









龍が高校3年生の夏、エースで4番


まるであの時の僕を見ているかの様で少しドキドキしながら見守った


甲子園には出場でき、3開戦敗退という結果に終わった


僕はこの時、龍は絵を描くのが凄く好きだから

美大に行って勉強するのかなって勝手に思ってたけど

龍はね、プロ野球選手になることを選んだんだ

それも、メジャーに行きたいと言って





なんたって、龍は僕にそっくりのプレースタイルなんだから


小さい頃から僕が遊びながら鍛えて


僕の練習相手もしてたんだから


僕も羨ましいって思っちゃうくらいの選手に育ってくれた







そして、運命のドラフト会議の日


僕はチャンピオンズリーグの真っ只中


僕らがよく寝ている明け方に家の電話が鳴り響いて


たまたま、仕事で起きていた和にぃが電話に出て


僕を叩き起こして


龍「もしもし、お父さん?

  僕、ファイターズから指名貰ったよ

  でも、僕はお父さんと同じチームで野球がしたいから迷ってる

  だから、もう少し考えて見ようと思ってる

  今日、試合なんでしょ

  朝、早くにごめんね

  また、電話する」





一方的に切れてしまった・・・



思わず、和にぃと顔を見合わせてしまった



和「そういえば、小さい頃夢はなにって聞いた時

  お父さんと同じチームで野球したいって

  それが叶ったらさとくんみたいになりたいって言ってましたね」



『そっか、それは知らなかった』



和「双子も、高校日本に行くって言ってますし

  みんなで日本に帰るのもいいですね」

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RUI(プロフ) - とても続きが気になります。早くとは言いませんが、完結まで更新してほしいです!素敵な作品なので、中途半端はもったいないと思います!更新、楽しみにしています! (2020年5月31日 13時) (レス) id: 835c55f4f5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 早く続きを読みたいです!更新待ってます! (2019年9月10日 0時) (レス) id: 19b63d516f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shiriusu | 作成日時:2019年2月3日 16時

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