君と僕 3

・・・ ページ13

いよいよ

開幕だ





開幕は敵地だし

キャンプ地から戻ってすぐ移動だったから

君には大きな負担になっちゃうから今回はお留守番


僕の家族は敵地まで来てくれて

みんなはテレビ観戦

君がゆっくり見れる方がいいって

それに報道陣いっぱいいるだろうからやめとくって



試合前に電話すると


『もしもしー』


和「もしもし？翔平？ちょっと待ってくださいね。今、起こしてるから」


『え？寝てるの？』


和「試合、ちゃんと見たいからって始まるまで寝るってソファーでおっさんと寝ましたｗ」


『起こさなくてよかったのに・・・』


和「ふふっ、もう起きましたｗ代わります」


『もしもし？A？おはよ』


「ん〜翔平？」


『うんｗ寝てたんだって？』


「ん〜翔平、ちゃんと見たいから途中で寝たくないもん」


『そっかｗじゃあ、ちゃんと見ててね』


「うん、見てる・・・もしかして、緊張してる？」


『Aはなんでもお見通しだなぁｗバレた？』


「今まで一回も試合前に電話来たことなかったもん」


『あぁーそうかも』


「ついにきたねぇ、夢の舞台」


『うん』


「でも、これがスタートラインだから」


『そうだね』


「大丈夫、翔平ならできる」


『ありがと』


「行ってらっしゃい」


『行ってきます！』



やっぱり君は僕の原動力だ

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