28love ページ28
SCside
「ほら、Aさんがわざわざ届けてくれたんだからな」
SG「ヒョーン！ヌナほんとっにありがとうございます！」
「俺じゃなくて帰ったら直接言っとけよ(笑)」
「はーい！」
スングァンとヒョンの会話を聞きながら
窓枠に寄りかかって今日もたくさん来ているカラットたちを眺めていた。
ふーん、Aが届けにきたんだ。
って、あれ、
でもAって人目が多いところが苦手って言ってたよな、、
ふと考えがよぎった矢先、
下から聞こえる女の子たちの声。
見るとそこには大勢の女の子たちに囲まれて、なにやら色々言われているAの姿。
「っ！
ちょっとごめん俺トイレ！！！」
思わず駆け出していた。
階段を走り降りながらマスクとフードを深くかぶって、
その勢いで入口をあけて、Aの腕をつかみ中に引きずり込んだ。
「っだいじょ？」
フードとマスクをはずしながら顔を覗き込むと、
「、、おっ、、ぱ、、」
まん丸い目を見開きながら
ポロリポロリと涙を流す彼女。
「、！ とりあえずこっち！」
このままでは事務所の人たちに見られてしまうと思い、彼女の腕を引っ張ってほとんど人通りのない廊下へ連れていった。
「で、なんかされた？どっか痛む？」
フルフルと首を横に振り
小さく嗚咽を漏らす彼女。
その姿はいつもの強気な姿からは想像できないくらい弱々しくて、
小柄な彼女がいつにもまして小さく見えて、
「っ、、、」
つい
自分の腕の中に小さな彼女を押し込めた。
ギュッと抱きしめるとピクッと小さく跳ねるAの肩。
触られるのを嫌ういつものAの姿が思い出されて、
あー俺殴られるかも、
とか呑気に考えてたら、
胸にかかってくる申し訳程度の重み。
Aが身を任せてくれている。
心臓が、ドクンと大きく音を立てた。
いまだ涙を流し続けるAの頭を撫でながら、一定のリズムでゆっくりと背中を叩いてやる。
「怖かったよな。ごめんな。」
なんかもういっぱいいっぱいで。
泣いてるのを見るのは心苦しいと思うのに、泣き顔も綺麗だな、とか。
いつもより近くで香る彼女の香りとか。
もう少しこのままでいたい、とか。
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mm(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです（ ; ; ）更新がんばります〜！！ (2016年7月17日 0時) (
レス) id: 6adf9a8934 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 初めまして読ませていただきました!!とても面白かったです(^^)マイペースでいいのでがんばって下さい！ (2016年7月16日 12時) (レス) id: 496743fc00 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - あーちさん» ワァ（ ; ; ）コメントありがとうございます！（ ; ; ）更新頑張ります！ (2016年7月10日 8時) (レス) id: 6adf9a8934 (このIDを非表示/違反報告)
あーち - すごく楽しみに読んでいますれ頑張ってください！ (2016年7月10日 0時) (レス) id: e67b65adaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mm | 作成日時：2016年6月10日 0時
