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カバンを持って部室を出ていく部長。
A「･･････部長！」
絢子「A、人の気持ちの分からないダメな部長でごめんね。私は、部長やめるから」
A「！」
丈一郎「おいっ」
部長は走り去っていく。
丈一郎「ったく。後で話しとくから」
A「･･････追って」
丈一郎「？」
A「今すぐ追って！部長がいなくなったら、あたし･･････」
丈一郎「あいつはちょっと頭を冷やした方がいい」
A「･･････」
あたしは自席に座り、万年筆のキャップを開ける。
原稿用紙に、『先生は部長を追いかけていく』と書く。
「。」を書くと、藤原先生に風が吹く。
藤原先生は、何も言わずに教室の外へ走っていく。
A「･･････」
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作者名：Cornet | 作成日時：2021年11月6日 1時
