君の名前を好きって書いた

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彼が、卵黄と卵白を分ける。
卵黄に牛乳、薄力粉、などを混ぜる。
卵白を混ぜてメレンゲを作る。

大吾くんを見ているとあたしもやりたくなり、メレンゲを作ろうとするがうまくいかない。
大吾くんがあたしに手を添えて教えてやる。


千世「･･････」


一緒に混ぜる2人。
黄色い生地と、白い生地が混ざっていく。
フライパンの上に生地を乗せ、焼く。





あとは焼くだけとなり、調理台のそばで話す。


千世「甘いものが好きなの？」

大吾「あんまり好きちゃう」

千世「じゃあ何で作るの」

大吾「甘いものを食べて、顔が甘くなるのを見るんが好き」

千世「じゃあ、大吾くんは誰かに作ろうとしたのかもね」

大吾「そうなんかな」

千世「きっとそうだよ」

大吾「じゃ、千世に作ろうとしたってことで」

千世「･･････」

大吾「あっ！」


大吾くんが大声を出し、蓋を開けると、焦げてしまっている。


大吾「･･････やっちゃった」





大吾くんが焦げたパンケーキを食べようとするのを見て、あたしも食べる。


大吾「･･････プッ」

千世「ぷっ」

大吾「何これ！苦〜〜」

千世「そういう味付けと思えなくもないよ、カラメルみたいな」

大吾「いやそのお世辞無理あるて！余裕で失敗作やろ」


そう、2人で笑いあった。

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