君と世界が終わる日に。 (ページ6)

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結「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

近くのソファに座っていた結月ちゃんが苦しそうに咳き込みだした。

響「大丈夫ですか ... ？？」

紹「喘息なんです。薬がもう ... 。」

響「じゃあ、避難所に行ったら俺の彼女に診てもらいましょう。医者なんですよ、まだ卵なんですけど。」

佳「彼女さんが無事だって、どうして思えるんですか？」

佳奈穂さんの低い声に、思わず顔をあげる。

紹「佳奈穂ちゃん ... ！」

佳奈穂さんの言ってることは正しい。

だけど何故か、間宮さんの気持ちに同感してしまった。

お姉ちゃん、生きてるよね ...... 。

″ ヴオォ .... ヴオォ ... ″

ああ、きてしまった。

『っ ..... 』

「 .... 」

お兄ちゃんがさりげなく私を引き寄せる。

響「なんなんですかコレ ... 。」

宇「あいつらですよ。仲間を呼んでる。」

″ ヴオォ .... ヴオォ .... ″

宇「夜は、彼らの時間なんです。」

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