��-3 ページ24
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「わっ、」
ギューッ
一度離した体をもう一度引き寄せて めいいっぱい、本当にもう壊れちゃうんじゃないかってくらい強く、強く抱きしめた。
広臣「ありがとう、A…」
俺を選んでくれて、ありがとう。
「く、くるし…登坂さ ん…」
広臣「あ、ごめん」
余りに強く抱きしめすぎて息苦しさを感じたAが俺の左肩の辺りをタップして、慌てて腕の力を緩めた。すると 俺の胸のあたりにあった顔がむーっとした表情で見上げてきて、
「相変わらずグイグイ来ますね」
広臣「Aのその憎まれ口も相変わらずだな」
相変わらず 笑って許せちゃうぐらい可愛い。
嬉しさのあまり俺の顔は相当緩んでたらしい、Aがクスクス笑いながら
「ニヤニヤしてる」
広臣「いやAもな」
「んー、好きです」
顔を隠すように俺の胸に埋めてギュッと腕に力を入れてきた。
広臣「おーい、顔見せろよ」
「やだー」
広臣「はー？おい4ヶ月我慢させたんだからちゃんと見せろって」
「ん、えへへ」
俺がそう言えば、またフニャリとした笑顔で見上げてくる。んだよ 嬉しさ隠せてないのかよ。
広臣「締まりのねー顔」
「いーんですぅ」
Aの頬に手を添えて、彼女の双眼に自分のそれをバッチリ合わせる。一瞬で空気の変わった俺に、Aの表情も少しだけ落ち着いて、
「「…、」」
俺たちは引き寄せられるように顔を近づけていった…
直人「はーーいそこまで〜！ここ楽屋だからぁ」
広臣「……」
「…な、直人さんっ！」
直人「皆の憩いの場でおっ始めんのやめて貰えますぅ？ねーみんなー？」
健二郎「せやせや！これからアイシングするっちゅーのにもっと熱くしてどないすんねん！」
剛典「間違いねーし、あー疲れた。Aマッサージして」
このタイミングを待っていたかのようにぞろぞろと入ってきたメンバー達。
まさか…
広臣「見てました？」
直人「ばっちり」
広臣「……」
直人「いや悪いけど、楽屋でいきなり告白始める奴がどうかしてるんだからな？！」
覗きしてた俺らじゃなくて。と直人さんが言う。
それはごもっとも。
「そ、っか…私みんなの楽屋で、ごめんなさい」
ELLY「いーや！今日はめでたい日なんだから気にすることないよ！」
剛典「でたハッピー野郎」
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だまちん(プロフ) - 君さがと出会ってから1年以上経ち、今でも読み返しにきてしまいます。こんなにステキな作品と出会えて幸せです。これからもいつでも戻って来れるようこの場所を残し続けてほしいです。これからもまた読み返しにきたいと思います。 (2020年5月30日 5時) (
レス) id: 8a5088eca9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - 今日やっと全部読み終わりました。色々考えさせてくれた作品です。ほんとに素敵な作品をありがとうございます。これからも何度も読みたくなる作品です。 (2019年11月12日 15時) (レス) id: 96c5207447 (このIDを非表示/違反報告)
ありゅ - 何度も読み返させて頂いています。酸素か水かの決断、結ばれなかった恋、その他にも素敵な場面がたくさんあります。大切にしたいものが増える度に誰かが傷つき、それでも全てを愛していく香椎ちゃんの人間性が素敵です。また是非戻ってきていただきたいです。 (2019年2月11日 18時) (レス) id: 21044cbbfc (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 今日一日で全部読ませていただきました、、、もう言葉に表せないくらい胸がいっぱいになるステキな作品でこの作品に出会えて本当に良かったです。ありがとうございました（；＿；） (2018年12月28日 3時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん 愛媛産 - 未だ、とまと野郎さんを変える人はいません。今後も現れるとは思いません。それほど好きで楽しみでっていう作品でした。ほんとに、よめてよかったなと思います！！執筆中は鬱陶しいことしてくる人もいたそうですが書き上げてくれたことに感謝しかありません！ (2018年12月18日 6時) (レス) id: 787ef1c30b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2015年3月7日 2時
