ボイスドラマ (黄 / リクエスト) ページ48
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ボイスドラマ、ひーくんの設定は彼女のお迎えか。
台本を読んでるひーくんの隣に座ると、ん？とした顔で見られた。
「こんな感じ？」
「ふふ、なにが？」
「運転席と助手席の距離感」
「あー、そういうこと？ん、もうちょいこっち」
ひーくんは私ごと椅子を引っ張って距離を縮めると、台本を私に見せるように開いた。
「このさ、危機感の無さAまんまだよな。なにがって？ ほらもうわかってねえじゃん。お前ほんと自覚持って？ この間スタッフに飲みに誘われてたじゃん？
あの人絶対下心ありな顔してたって」
「おおげさ〜。普通に誘ってくれただけだよ？」
「あ、ほら同じ(笑)それにこんくらい距離近かったよ」
そう言って顔を近づけてくるひーくんを、きょとんと見上げていればふにゃりと目を細めた。
「…やっぱ、めちゃくちゃ可愛んだって。ほんとお願い、自覚持って？」
「……う、どうしろと？」
「男に声掛けられないで？ 男と目を合わせないで？ 男に話し掛けられたら、そいつら皆狼だと思って……逃げよ？」
「………無理」
「ですよね(笑)流石に分かってるけど、でもほんと気をつけて。これみたいにさ、俺お前のこといつでも迎えに行くし。てかなんなら、一緒に住んで毎日行き帰り一緒ってのもありだな」
最後の方はごにょごにょって、よからぬ企みをしてる気がしたけど敢えて触れない。
本番お願いします！ってスタッフさんが呼びに来てくれて、二人で「頑張りますか！」と立ち上がって収録部屋に入る。
「もうね恋人だと思ってやっちゃってね〜」
と、部屋の外から言われて二人で顔を見合わせて考える。
「恋人か」
私たちってとっても曖昧な関係だから、いざ恋人っぽくと言われると案外困るというか。
ヘッドホンを持ったまま、うーんと頭を傾けていれば、トントンとひーくんに肩をつつかれる。
「考えこまなくていいよ。普段通りで。それが一番自然に感じる」
「……うん、いつも通り」
「まあ、」
ヘッドホンをつけたタイミングで、ひーくんが何かを言った気がして振り向くと、
「俺はもうずっと彼女だと思って接してるけどね」
「なにー？」
「……なんでも」と、口パクで言って左右に顔を振ったひーくん。
なんだったんだろうか？
少し気にはなったけど、その後の収録は一発OKでこの日はボイスドラマ通りひーくんの助手席に乗ってお家に帰りました。
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ゆきんこ(プロフ) - kochimiasakkunさん» ありがとうございます！強気な感じも良いですよね(^^)好き。変態大歓迎です(私もです笑)桃さんに見てほしいんですね笑彼の場合はコソコソ見ずに堂々と見そうです！ (2021年8月8日 9時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
kochimiasakkun(プロフ) - あはぁーーー。強気甘。ふとオラオラ口調になるの最高です。愛ある少しばかり鬼畜も好き。鬼きゅん（変態）とりあえず、桃さんにおパン見てもらえる世界線はどこですか？ピンクの下着で階段の上行ってみますねっ。たくさんごちそうさまでした← (2021年8月7日 23時) (レス) id: af91ee454d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» こんばんは！はい、大丈夫です(^^)リクエストは応えられるかは内容によることだけご了承ください！ (2021年7月20日 22時) (レス) id: f5cc033acf (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ありがとうございます♪ﾘｸｴｽﾄですが、ﾒｯｾｰｼﾞﾎﾞｰﾄﾞの方でお願いしてもいいですか？ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あきさん！お返事したつもりでしてなかったです！すみません(><)そしてコメント有難うございます！今時普通にそれくらい露出してるけど"好きな女"の肌見せはNGマンです笑 リクエスト大歓迎です(^^) (2021年7月19日 22時) (レス) id: f5cc033acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年4月21日 23時
