2 ページ35
・
｢あ、ラウール！ ほらこっちきな〜｣
いつも彼の髪を乾かしてあげてるから、何故か視線を逸らしながら鏡の前に座ったラウールに首を傾げる私。
カチャとスイッチを入れて熱風がボーッと流れ出てきて、その空間はさらに暑さが増した。
けどいつもよりは涼しい。
渡｢…なあ、この下ってブラつけてんの？｣
後ろからヒョイと覗き込んできた翔太は、あろう事かキャミソールの胸の谷間辺りを摘んでビョーンて伸ばす。
渡｢あ、つけてねえわ｣
向｢え、ほんま！？｣
目｢どれどれ｣
集まってくる年下男子達も翔太にまざり覗き込んで、｢あ、ほんまやん！｣とか｢やっば！ 丸見えじゃん｣とか声を張り上げて騒ぐ。男子中学生か！
｢これは カップ付きなの！てか翔太っ伸びるわ！｣
渡｢へえ。てっきり触ってほしいんか思ったわ｣
｢は？ っ、触るな！｣
向｢しょっぴー、ずるいわー｣
目｢なんかいつもよりセクシーだなって思ってたけど。そっかTシャツ着てねえからだ｣
ラウの髪を乾かしてる私の胸をふにふにと絶妙な加減で揉む翔太と、その翔太の隣でキャンキャン騒ぐ康二とめめ。
なんだこれは。
｢ちょっ、やりにくい！ 翔太っ！｣
渡｢だってこれ。こんなに見せびらかしてんなら触ってくれってことっしょ｣
｢違うわいっ！｣
凄くツッコミがいのあることを言ってるのに、それに全く反応しない関西人の彼は｢あ、ヤバい｣と股間を押さえはじめるし、めめは｢お前にはまだ早い｣とか言ってチラチラと鏡越しに私たちを見てたラウールの視界を塞いだ。
宮｢こらこら翔太。それ以上やったら後ろの彼に怒られちゃうよ？｣
渡｢え？ ………うっわー、般若が居た｣
岩｢……ほら言わんこっちゃねえ。Aが露出したら絶対こうなるんだって！｣
深｢あー！なべ！ 俺にも触らせろ！｣
阿｢なんでそうなるの｣
ほんとだよ。
｢ほら乾いたよ〜｣
セクハラを受けながらも任務完了した私は、ラウールの肩をポンポンと叩く。するといつもなら小腹が空いたからって直ぐに立ち上がるラウールが立たなくて、｢どうしたの？｣と聞けば瞳をうるうるにして睨まれてる…よね？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3495人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきんこ(プロフ) - kochimiasakkunさん» ありがとうございます！強気な感じも良いですよね(^^)好き。変態大歓迎です(私もです笑)桃さんに見てほしいんですね笑彼の場合はコソコソ見ずに堂々と見そうです！ (2021年8月8日 9時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
kochimiasakkun(プロフ) - あはぁーーー。強気甘。ふとオラオラ口調になるの最高です。愛ある少しばかり鬼畜も好き。鬼きゅん（変態）とりあえず、桃さんにおパン見てもらえる世界線はどこですか？ピンクの下着で階段の上行ってみますねっ。たくさんごちそうさまでした← (2021年8月7日 23時) (レス) id: af91ee454d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» こんばんは！はい、大丈夫です(^^)リクエストは応えられるかは内容によることだけご了承ください！ (2021年7月20日 22時) (レス) id: f5cc033acf (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ありがとうございます♪ﾘｸｴｽﾄですが、ﾒｯｾｰｼﾞﾎﾞｰﾄﾞの方でお願いしてもいいですか？ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あきさん！お返事したつもりでしてなかったです！すみません(><)そしてコメント有難うございます！今時普通にそれくらい露出してるけど"好きな女"の肌見せはNGマンです笑 リクエスト大歓迎です(^^) (2021年7月19日 22時) (レス) id: f5cc033acf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年4月21日 23時
