お散歩 ページ44
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特にすることがないそんな日は、家を出て目的地もなくただ歩いてみたくなる。
気付かれないように帽子を被ってマスクをつけて靴を履いて玄関を出て鍵を閉めたことをしっかり確認。
『女の子なんだからちゃんと戸締りして。もっと警戒心持ちな』なんて、よくひーくんに怒られるんだけど、年下の彼には毎回頭が上がりませんね。はは。
「さーて、何処に行こうかなー…て、んん？！」
エントランスを抜けてオートロックのドアをも抜けて背伸びした。
そしてキョロキョロと左右どちらに出て行くか考えていたら、突然背後から現れた誰かに片方ずつ両腕をがっしり掴まれてしまう。
え？新手なストーカーですか？て、そんな呑気なこと言ってる場合ではなくて、これが本当にストーカーなら拉致される寸前だ。なんせ足が宙ぶらりんだ。囚われの宇宙人だ。佐久間だ(笑)
「き、きゃ…」
「叫んじゃだめ！！」
「俺たち俺たち！！」
「んん？」
とりあえず叫ぼうとしたら口を大きな手で塞がれたし、聞き慣れた声に笑みが浮かんだ。
なぁんだ、君たちか。
「ラウちゃん、めめ。どうしたの？」
二人共目深く帽子を被って同じくマスク姿だ。
それでも下から覗き込めば、二人共に穏やかに笑ってるのが目だけでも分かった。
「今日さAちゃんお休みだから夕方くらいにはお散歩に出そうだよねって話してたの。そしたらね、」
ラウちゃんが言うには、彼ら二人は午前中だけ仕事だったんだけど終わってからそのまま帰宅するのも味気無いからと散歩に出ることにしたらしい。
適当に歩いていたら見知った景色になって、『ここってAちゃんの家近いな』なんてめめが言ったから、ラウちゃんはそのまま此処へ張り切ってやってきたらしい。
「まさかこんなに良いタイミングで出てくるとは思わなかったけど」
丁度オートロックの前で呼び出そうとしていた時に、ウィィンと扉が開き私が出てきたらしい。
「だからってやめてね？ 宇宙人」
「ごめんなさい。ビックリさせた？」
大きな身体を曲げて、しゅんとした表情で覗き込んでくるラウちゃんの頭は無理だったから頬を撫でておく。
さらっと撫でれば、ふふと嬉しそうに細まる目。
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ゆきんこ(プロフ) - kochimiasakkunさん» ありがとうございます！強気な感じも良いですよね(^^)好き。変態大歓迎です(私もです笑)桃さんに見てほしいんですね笑彼の場合はコソコソ見ずに堂々と見そうです！ (2021年8月8日 9時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
kochimiasakkun(プロフ) - あはぁーーー。強気甘。ふとオラオラ口調になるの最高です。愛ある少しばかり鬼畜も好き。鬼きゅん（変態）とりあえず、桃さんにおパン見てもらえる世界線はどこですか？ピンクの下着で階段の上行ってみますねっ。たくさんごちそうさまでした← (2021年8月7日 23時) (レス) id: af91ee454d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» こんばんは！はい、大丈夫です(^^)リクエストは応えられるかは内容によることだけご了承ください！ (2021年7月20日 22時) (レス) id: f5cc033acf (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ありがとうございます♪ﾘｸｴｽﾄですが、ﾒｯｾｰｼﾞﾎﾞｰﾄﾞの方でお願いしてもいいですか？ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あきさん！お返事したつもりでしてなかったです！すみません(><)そしてコメント有難うございます！今時普通にそれくらい露出してるけど"好きな女"の肌見せはNGマンです笑 リクエスト大歓迎です(^^) (2021年7月19日 22時) (レス) id: f5cc033acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年4月21日 23時
