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「だからね、Aの理性は働かせなくていいよ！加藤さんフリーだから！」
「なんだ！そう考えたら、普通にフリーの男子が好きな子に迫ってるだけなんだね。なんの問題もないじゃん」
「ね！そうなの、なんの問題もないの」
２人にそう言われて、考える。
「え？好きな子？」
加藤さんの好きな子？
「好きな子じゃん」
「……だれ……？」
「Aだよ、どう考えても！現実を見ろ！」
「Aが可愛くて仕方ないんでしょ！」
２人がワーキャーしながら笑う。
「……何故……」
「Aが可愛くて仕方ないんでしょ！」
「ゆかりちゃんそれ何回言うの！」
「だってドキドキじゃない？」
……確かにドキドキしてきた。
どうしよう。
可愛い２人はうちのお風呂に一緒に入っていって、「寒い時期じゃないから全然平気！」って言って私の家のラグに毛布を敷いてゴロゴロしながら寝た。
お布団も必要になった！うれしい！たのしい！
次の日、昼までたっぷり寝坊して、キンキンにエアコンの効いた部屋でぼーっとしながら昨日の続きみたいにみんなでお菓子食べてたら、加藤さんから着信が来た。
あかりなんて本当に寝ぼけてたのに、急にしゃきん！ってなって面白かった。ゆかりちゃんはしっかり片付けしてくれて、２人は帰る支度を始めた。
加藤さんからの電話は、「今から行っていい？」って内容で、本当に意味がわからなかった。
「休み明け、報告待ってるね！」ってにこにこしながら２人は帰って行った。
２人が帰ってしまってから、慌てて身なりを整えて数十分後。
加藤さんが普通にうちに入ってきた。
ベッドに腰かけたまま、入ってきた加藤さんを見上げる。
合鍵使ったな！プライバシー！
「……加藤さん、うちの合鍵使いましたね？」
「え？うん」
そんな普通に頷かないでほしい。
「……返して！」
「やだ」
「やだってなんですか」
「ところで具合どう？」
あ！話逸らした！
体温計持って近づいてきた加藤さんは、ベッドに腰掛けた。
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ぺんぎん(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます。お話の中の一人一人が丁寧に描かれていて、ほんとうにほんとうに素敵です。これからも応援しています。 (2020年3月4日 1時) (
レス) id: f15aa4c564 (このIDを非表示/違反報告)
すもも - 完結おめでとうございます！いつもこっそり拝見しておりました(笑)じぇにさんの作品はどれもひらがなと漢字の使い分けが絶妙で、ニュアンスがとっても丁寧に伝わってくるところが大好きです。新たなじぇにさんの作品に出会える事を願いつつしばらくこの作品に浸ります。 (2020年1月28日 23時) (レス) id: 7bc6073c03 (このIDを非表示/違反報告)
もか - いつも楽しく拝読しております！主人公ちゃんの不安や怖がりな部分と、それでも弱いだけだったり気持ちが揺らいでるわけではない芯の強い部分がようやく報われたような気がして、このまま幸せになってほしいと感じました、、これからも楽しみにしています！ (2019年12月28日 0時) (レス) id: 729ed0c340 (このIDを非表示/違反報告)
あやぽにょ - やっとですね（；＿；）よかった、、、！ (2019年12月18日 1時) (レス) id: f2bcd42dc1 (このIDを非表示/違反報告)
yume.(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませて頂いてます！増田くんのストーリーから読んでいて、この物語は主人公ちゃんの名前を若菜にして読んでるのですが、加藤さんの幼馴染の名前を自分にしたくて名前の設定を増やして貰えませんでしょうか、、、？ (2019年12月15日 19時) (レス) id: 28edb9fce5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◯じぇにー◯
| 作成日時：2019年11月5日 21時
