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36…side N ページ36
無意識にぽわん、と口を開いて寝る彼女。
相当飲んだせいか、髪を撫でても、キスしても、胸を触っても何しても起きない。
(なんつー無防備さよ、これ…)
なんとか襲いたい衝動を抑えて、今までのお返しと言わんばかりに、ブラウスのボタンをゆっくり外し、あらわになった柔らかい胸に赤い花を咲かせた。
…独占欲。
生まれて初めてつけたそのシルシに言いようのない征服感を感じて。
同じところにもう一度キスをおとした。
「Aのホントの気持ちはどこにあんのよ。…教えて？」
間接照明だけがほんのり灯る中。
返事が返ってこないと知りつつ。寝ている彼女にそう問い掛けた。
気持ちが欲しい。キミの
本気の"好き"が。
そのためにオレは束縛するよ。今まで以上に。
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作者名：AMY | 作成日時：2017年6月5日 8時
