信じよう ページ27
今は時期じゃないのを誰もが分かってて
承諾をもらったと言っても
いろいろなタイミングがあるから……事務所は記事になるのをくい止めたんだろう
この会社で働いている身としては痛いほどに理解してる
だから……
それなりの代償があるわけで
「条件が……あるんだよね？」
「……うん」
「ｷｭﾋｮﾝ…」
珍しく
小さな子どもみたいに抱きついたまま、顔を上げようとしなくて
だから、ただ黙って次の言葉を待つしか私には出来ない
言い淀むのは
きっと……突きつけられた条件を飲む以外に方法はなくて
それが彼の意思にそぐわないからなんだと思った
暫く会えないのと何か関係がある？
「ちゃんと俺の口から説明しなきゃいけないのに……」
「うん」
「……ウギョル……知ってる…よね？」
「……うん」
「あれに出ることが条件……その記事と差し替えで今回のことは流してもらった」
「え…？」
「ごめん……」
少なからずの動揺は
声を通して身体を介して……ｷｭﾋｮﾝに伝わる
より一層、強くなった腕の力
違う
違うの
謝って欲しいわけじゃないんだよ？
きっといっぱい考えたんだよね
私達の最善策を
貴方が決めたのなら
私は信じるから
これからの未来を……
「ん、わかった……話してくれてありがとう」
「どうしてAは…」
「ひゃっ!?」
「嫌だって言ってよ……怒って…俺の不甲斐なさを責めて」
「そんなこと出来るわけない(笑)困らせたくないし…ｷｭﾋｮﾝだって苦しんでるのにワガママなんか言わないよ」
「そうやって俺のこといつだって甘やかす」
抱きつかれてたはずなのに
床に座ったｷｭﾋｮﾝに引っ張られ、いつの間にか彼の腕の中
今度は私が抱きしめられて
いつもの香りに安心する
心地よい体温も
私の名前を呼ぶ甘い声も
何度、救われたか分からないその手も……
私だけが本当のあなたを知ってる
それでいい
それだけで十分だよ
「ねぇ、ｷｭﾋｮﾝ…」
「ん？」
「泣いても……いいよ」
「俺より泣き虫なﾇﾅが何を言うの(笑)」
「なんとなくだけど、泣きたいのかなって思っちゃったから…それよりﾇﾅってやめて(笑)」
「……Aﾇﾅ…」
たまに気紛れで言う呼ばれ方に
いつだってドキドキしちゃう
からかわれてるのが分かって、顔を上げれば
ほんのり赤く染まった耳と口元にある手
ｷｭﾋｮﾝも照れてた
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のの☆(プロフ) - あっ！「何者??」と思ったかもしれないけど、Gyuのんです！スマホ買い替えてからなかなかログインできず、設定もあやふやで（笑）ニックネームが変わってました←お騒がせ（笑）なので、呆れず今後ともよろしくデース！！ (2015年12月23日 9時) (
レス) id: e7cd26e551 (このIDを非表示/違反報告)
のの☆(プロフ) - マリーさぁぁあん！！何週間か掛けて「きみの手」シリーズ読み返してましたぁあ！！やっぱり何度読んでも良いね(*´ω｀*)本当にこの作品大好き♪続きはないのかな？こちらのぎゅーさんの野獣化も見たいような複雑な気分（笑）絶対の安心感で読ませていただきました！！ (2015年12月23日 8時) (レス) id: e7cd26e551 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - づうさん» こんばんは( ´ ▽ ` )ﾉ読み返してくれたんですね。恥ずかしいけど嬉しいです♪ありがとうございます。完結させちゃったお話ですが、たま〜にこうしてこっちの二人を文字にしたくなっちゃうんですよね(^^)だからひっそり。自己満足でUPしてます（笑） (2014年10月19日 23時) (レス) id: 339cfc4aa3 (このIDを非表示/違反報告)
づう - こんばんは。あ、遅くなかったんですか？ビックリしました(^_^;) ん〜 虫の知らせですかね。ちょうどその日は「きみの手。」シリーズを読み返したい気分で、ページを開いただけなんです。主人公のふたりにとってはつらい展開ですが、続きも気になります。 (2014年9月18日 20時) (レス) id: c859d48836 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - づうさん» こんばんは(^^)いや、何故にこっそり更新したのがバレたのでしょう（笑）お知らせも何もしなくて、私の自己満足でちょろっと足したのに（笑）遅くないです。むしろ、UPしてその日にづうさんからコメント頂いてビックリしました〜 (2014年9月18日 0時) (レス) id: 339cfc4aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリー
| 作成日時：2013年9月26日 18時
