STORY４２ ページ44
あ「いったいなー…」
額を押さえてジェシーを軽く睨むと、
ジェ「はいはい、ごめん」
あ「軽くあしらうなっ」
こういうやりとりも、ほんのちょっとしなかっただけなのに
ずいぶん久しぶりな気がして。
ジェ「で、お前は何で北斗みたいなやつに
そういうことを許すかな…
もうちょっと危機感もｔ…ってえ？
おい、A？ごめんって、あ！でこピンの後遺症？」
んなわけあるか。
本気で言ってるところがおかしい…けど。
笑いで涙が引っ込むかとも思ったけどそうでもなくて
今は・・・泣き笑い、みたいな…多分凄い変な顔なんだろうな
ジェ「ごめん…謝るから、泣かないで」
尚も必死に謝ってくる
泣きながら、首を横に振ると
ジェシーはちょっと困ったような笑顔で
頭を撫でてくれた
やっと涙が少しましになったころ。
ジェ「落ち着いた？」
あ「うん」
頷くと、ジェシーの手が離れた
・・・ちょっと名残惜しいかも。
それを押し込むかのように聞いてみた
あ「なんでここにいるの？」
ジェ「学校終わったから」
時計を見ると、午後7時
あ「って…違う違う
そういうことじゃなくて」
二回くらい聞き直すと、ジェシーは本当のことを教えてくれるってのも
分かってる
ジェ「・・・北斗が、校門の前で待ち伏せしててさ
それもスウェット姿
で、俺に何言ったかっていうと
『これ見て何も思わない？』って。
Aと北斗がいなくなったのももちろん知ってたし、
北斗ってスウェットなんかで外でないじゃん
だから・・・・・」
ジェシーは言いにくそうに言葉を切った
あ「だから・・・何？」
ジェ「引くなよ」
あ「場合による」
それを聞いて諦めたように続けた
ジェ「北斗がAになんかしたんじゃないかって、思って」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 233人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「松村北斗」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まきな(プロフ) - コメント失礼します！-BUTLERS-5のパスワードはどうすれば教えていただけるでしょうか？ (2017年8月15日 2時) (
レス) id: 6170f65955 (このIDを非表示/違反報告)
ハナル(プロフ) - 執事ですからを読まさせていただき、とっても素敵なものを書かれる方だなとこちらも読まさせていただきました！引き込まれて、一気に読んでしまいました。こちらももし、続編が出られるのであれば楽しみにしています♪他の作品も楽しみにしいます♪ (2015年3月17日 2時) (レス) id: 20cbcae3ef (このIDを非表示/違反報告)
すぷりんぐ(プロフ) - 続編楽しみにしてます♪♪ (2014年12月6日 2時) (レス) id: 91f8423b81 (このIDを非表示/違反報告)
あいす - 泣いちゃいました( ´O` )他の作品も頑張って下さい！ (2014年9月11日 21時) (レス) id: 2142cb5590 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃやま - すっごく面白いです！！他の小説も頑張って下さい♪ (2014年1月27日 23時) (レス) id: d82a3c1e5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さやえんどうlove | 作成日時：2013年7月12日 16時
