STORY３５ ページ37
☆北斗side
北「・・・ここなら大丈夫か…？」
着いたのは多目的室っていう倉庫みたいなとこ
Aを見ると、やっぱ下を向いてるけど
泣いてるのが、分かる
Aが泣いたとこなんか、見たことなくて。
北「・・・A…？」
あ「・・・・・・ごめん気、使わせて」
こんな時でもAは、自分を優先しない
北「いい、それより、 あ「今更だった」
え？」
俺の言葉を遮ってAは下を向いたまま喋る
あ「今更だったんだよね
私ジェシーのこと、もう違うから。
私とジェシーは幼馴染なんだよ、ただの」
この言葉は、Aが自分を納得させるための言葉の羅列であって
でも。
北「・・・そんなに無理して納得しなくていいんじゃない？今は、さ。
俺が忘れさせる」
引き寄せた瞬間、腕のなかで一瞬硬くなったけど、ゆっくりと身体を俺に預けてきた
北「いいよね、俺が盗っても」
沈黙を了承と受け取って、腕に力を込めた
こんなの、フェアじゃないって分かってたけど。
震えてる君を、見ていられなかったから。
・
しばらくして
ガラって大きな音がして、あいつが駆け込んできた
ジェ「・・・何でこんなとこいんだよ」
誰のせいだと思ってるんだか
北「別に、ね？」
あ「・・・うん」
さすがにAはジェシーを見れずに俺の方を向いたまま、俯いてる
北「彼女のとこ、行かなくていいの？」
ジェ「いい、それよりAの方が」
“今更”
・・・・・Aの言葉が脳裏によみがえる
今更、
女の子泣かせといて、なに気にかけてんだよ
お前には彼女がいるじゃん
北「Aのことなら心配ないよ？」
そう言ってAの頭に手を乗せる
ジェシーがいつものように笑って手を振り払おうとした
ジェ「Aにさわるなっていっつもいってるでしょ」
北「・・・俺はいいんだよ」
ジェ「なんで」
北「彼氏だから」
そう言ってジェシーがAに問いかける前に外へ出た
俺は、
Aを傷つけたりなんかしない
絶対。
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まきな(プロフ) - コメント失礼します！-BUTLERS-5のパスワードはどうすれば教えていただけるでしょうか？ (2017年8月15日 2時) (
レス) id: 6170f65955 (このIDを非表示/違反報告)
ハナル(プロフ) - 執事ですからを読まさせていただき、とっても素敵なものを書かれる方だなとこちらも読まさせていただきました！引き込まれて、一気に読んでしまいました。こちらももし、続編が出られるのであれば楽しみにしています♪他の作品も楽しみにしいます♪ (2015年3月17日 2時) (レス) id: 20cbcae3ef (このIDを非表示/違反報告)
すぷりんぐ(プロフ) - 続編楽しみにしてます♪♪ (2014年12月6日 2時) (レス) id: 91f8423b81 (このIDを非表示/違反報告)
あいす - 泣いちゃいました( ´O` )他の作品も頑張って下さい！ (2014年9月11日 21時) (レス) id: 2142cb5590 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃやま - すっごく面白いです！！他の小説も頑張って下さい♪ (2014年1月27日 23時) (レス) id: d82a3c1e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやえんどうlove | 作成日時：2013年7月12日 16時
