綺麗 ページ9
side You
あの時こうすれば良かった、
あんなこと言わなければ良かった、
もっといい返しがあったはず、、、
いつもならベッドに入ったあとはそんなことが頭をぐるぐるしている。
なのに。なんでかな。
歌を人に聞かれるとか、コケるとか、あり得ないほど恥ずかしい一日ではあったけれど…
不思議と嫌な気持ちじゃない。
ドアをノックする音の後、部屋の電気をつけながら妹のエミが入ってきた。
「Aちゃん足大丈夫？」
ベッドの上で上体を起こして返事をする。
「うん、ちょっとひねっただけ。湿布もしたし、大丈夫。心配してくれてありがと」
「そっかそっか。良かった！」
誰もかもを虜にする全面の笑み。
妹はベッドにトスンと腰を掛けて続けた。
「ところで、あのアンミカワンピ、明日借りていいかなあ」
本題はそれか…
あまり衣装持でない私が一目惚れして、貯めてたお年玉で買った綺麗なワンピース。
白地に色々な白の刺繍がふんだんに施されていて「ホンマに白って200色あんねんなぁ」と妹がおどけた感想を残したものだが、勝手に人の持ち物に不思議な命名をしないでほしい。
「え、ヤダよ。まだ私も着たことないのに」
店員さんとの会話が苦手で試着もしておらず、まだおうちファッションショーの１回しか袖を通してないのだ。
「それに、エミの方がたくさん服持っとるじゃん」
「安いのしか持っとらんよ。
お願い！彼そういう雰囲気が好きらしいの」
両手を合わせてさらに頭を下げるエミ。
どうやら今お気に入りの男の子の好みは清楚系のようだ。
仕方ない。
今日は気分がいいから貸してあげよう。
そうでなくても、いつもエミのお願いは最終的には通ってしまうのだけれど。
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SOPHY(プロフ) - みいさん» ありがとうございます♪ちょっと間があいてしまってますが頑張ります！ (8月1日 1時) (
レス) id: c899c159b0 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 私もそう思います！素敵なお話をありがとうございます(*^^*) (7月30日 0時) (レス) id: 206897991a (このIDを非表示/違反報告)
SOPHY(プロフ) - みいさん» 個人的にですが彼はめちゃくちゃ青春が似合うなと♡ (7月25日 11時) (レス) id: c899c159b0 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 爽やかな青春を感じてとても好きです。 (7月23日 22時) (レス) @page12 id: 206897991a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SOPHY | 作成日時：2022年12月11日 1時
