視線の先 ページ5
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補習をサボって堤防でひなたぼっこしてたら、突然同じ高校の制服の女子が歌い出した。
あ、これ…あのバンドの新曲だ。先週出たばかりの。
俺も鬼リピしてるけど、女子が歌うと雰囲気が柔らかいな。
サビに入ると突然歌声が変わった。
え…
なんか…上手っ…
いや、特別な技術があるとかじゃないんだけど、グッと掴まれる声。
聴き入ってしまう。
ガチモードに入ったであろう彼女は、まぁほぼ確だけど、俺居るの気が付いてないようだ。
このまま空気で居てあげるのが親切なのかもしれない。
でも、この声をまた聴きたいっていう気持ちが勝った。
歌が終わって、拍手を送る。
ビックリして立ち上がりキョロキョロとした彼女と目が合う。
「…俺もそのバンド好き」
目が合ったままフリーズしてしまった。
誰も聴いてないと思ってただろうから今頭の中は大パニックなんだろうな。
なんて声掛けたら落ち着くかな。
いやそれより、なんて声掛けたらまた彼女の歌声が聴けるだろうか。
次の言葉を考えていると彼女が沈黙を破った。
「…ご、ごめんなさい！
下手な歌を聴かせてしまって。
お耳汚し失礼しました」
そう言うと、逃げるように坂を駆け上がった。
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SOPHY(プロフ) - みいさん» ありがとうございます♪ちょっと間があいてしまってますが頑張ります！ (8月1日 1時) (
レス) id: c899c159b0 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 私もそう思います！素敵なお話をありがとうございます(*^^*) (7月30日 0時) (レス) id: 206897991a (このIDを非表示/違反報告)
SOPHY(プロフ) - みいさん» 個人的にですが彼はめちゃくちゃ青春が似合うなと♡ (7月25日 11時) (レス) id: c899c159b0 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 爽やかな青春を感じてとても好きです。 (7月23日 22時) (レス) @page12 id: 206897991a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SOPHY | 作成日時：2022年12月11日 1時
