会いたくて ページ11
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「そういや連絡先もクラスも聞いてなかったわと思って総当たりした。」
「そうだったんだ」
話しながら自転車置き場に向かう。
名前はA。
同級生。
あのバンドが好き。
今日までこれしか知らなかった。
毎日ベッドに入って目を閉じる時、あの歌声を思い出して、そんで胸が熱くなる。
なんかいい。そんだけなんだけど。
人間の記憶力なんて不確かなものだから、薄れていく前にまたちゃんと聴きたいって思った。
「会いたかったから。Aが帰っちゃう前につかまえられて良かったよ」
「私も…改めてお礼しなきゃって思って、会いたかった」
モジモジしながらAは言った。
歌う時は凛としてるのに、なんだこのギャップ。面白いな。
「お礼されることなんて何もしとらんよ？俺」
「送ってくれたじゃん。すごく助かった。お礼にケーキとか何か…」
「別に大したことじゃない…あ、でも、良かったらアレ付き合ってよ」
「アレ？」
「そう、アレ」
Aの荷物を勝手に前カゴに入れて自転車にまたがる。
振り返り荷台をポンポンと叩いて急かす。
「乗って！」
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SOPHY(プロフ) - みいさん» ありがとうございます♪ちょっと間があいてしまってますが頑張ります！ (8月1日 1時) (
レス) id: c899c159b0 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 私もそう思います！素敵なお話をありがとうございます(*^^*) (7月30日 0時) (レス) id: 206897991a (このIDを非表示/違反報告)
SOPHY(プロフ) - みいさん» 個人的にですが彼はめちゃくちゃ青春が似合うなと♡ (7月25日 11時) (レス) id: c899c159b0 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 爽やかな青春を感じてとても好きです。 (7月23日 22時) (レス) @page12 id: 206897991a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SOPHY | 作成日時：2022年12月11日 1時
