Your name。 【中島卓也】

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Aside






朝起きたら、いつもと変わりなかった。


まあ、唯一変わるのは、今日が仕事の面接だという事。





...いや、昨日のような事があったらねえ...




今でも、覚えている。


私、中島卓也...卓ちゃんと、


入れ替わっていたんだ。





...でも、一晩寝ると、それが夢だったように思えてくる。


...確かに、


こんな非現実的な話、聞いた事がない。




やっぱり、あれは夢だったのか？


寝ぼけているのかな、私。


夢であってほしいような、あってほしくないような、複雑な心境になる。





いや、今はそんな事考えている暇じゃない。


急いで支度しないと。






.






いつもよりも綺麗に髪をとかし、


慣れないスーツに身をまとめ、


これまた慣れない化粧をし、


新品のきついローファーを履いた。




いつもより身形を整えていたから遅刻ぎりぎりだ。


ローファーで足は痛くなるが駅まで走らないとなあ…




持ち物の確認を終えて、


さあ、出よう、とドアに手をかけた時、






.








痛い。頭が重い。




また来た...意味不明な頭痛...








.








.









これってもしや...






また...

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