102話:見ろや ページ29
＿「過ぎたことを引きずってる場合ですか？やる事変えなくていいんですか？象徴はもういない……
"節目"のこの日に俺より成果の出てない人たちがなァに安パイ切ってンですか！もっとヒーローらしいこと言って下さいよ｣
『うっわ………』
その途端、会場内がざわつき始めた。煽りが凄い。彼の言い分にも納得はできるが……この後のエンデヴァー相当話しずらいだろうな
＿「俺は以上です。さァお次どうぞ。支持率俺以下No.1｣
そして、マイクを現No.1ヒーローへと手渡す
＿「………若輩にこうも煽られた以上、多くは語らん
俺を見ていてくれ」
……動画はここまでだ。体育祭の時に見たあのギラついた目付きとはまた違う。本当は、こんな形でNo.1の座を取りたくは無かったはずだけど……彼も彼で、また何か変わり始めている…そんな気がした
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・
再びエンデヴァーの姿を画面越しで見るのは、数日後の生中継の事だった。共有スペースでたまたまテレビを付けると……インタビュー時の堂々たる佇まいとは違い、顔の左半分が血濡れになって倒れている
「なんだよ……これ、」
『うそ……？』
街の一部が半壊状態、エンデヴァーから少し離れたところで雄叫びを上げる謎の敵……なんだ、あれは
＿「突如として現れた一人の敵が！街を蹂躙しております！！ハッキリと確認できませんが"改人脳無"も多数出現しているとの情報が──
この光景……嫌でも思い出される3ヶ月前の悪夢……！！これが……平和の象徴の不在……！！」
住民は既にパニック状態。ヒーローの避難指示も聞かずひたすら逃げ回っている。こんな騒然とした状況では更なる被害が生まれるばかりだ
「！轟くん」
「轟！」
テレビに映し出された光景に愕然とし食い入るように画面を見ていた為、背後にいた轟くんの気配に気がつかなかった。彼も息を呑み、立ち尽くすしていた
「……ふざけんな」
絞り出したような掠れた声が聞こえたその時、近くの青年が声を張り上げ何かを必死に訴えている
＿「てきとうな事言うなや！！どこ見て喋りよっとやテレビ！あれ見ろや！！！」
瞬時にカメラマンが青年の方へとピントを合わせた
＿「まだ炎が上がっとるやろうが！見えとるやろうが！エンデヴァー生きて戦っとるやろうが！！
おらん象徴の尾っぽ引いて勝手に絶望すなや！！今、俺らの為に体張っとる男は誰や！！見ろや！！！！」
「──っ親父…！
見てるぞ！！！」
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - hさん» わぁ嬉しいです(●´▽`●)なるべく早めに更新できるよう頑張りますね！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - なのはさん» 落ちですか〜！実は、この小説を作った当初から既に落ちは自分の中で決まっております(●´▽`●)ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、最後までご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます！！モチベによって更新速度が変わっちゃいますが、なるべく早めの更新を目標に頑張っていきます！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - こんなに続きが楽しみな作品初めてです！これからも楽しみにしています！ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 0e4226bf7e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、オチは炭治郎でほしです！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年3月4日 18時
