87話:提案 ページ14
「……で？話を続けろ」
『あ、はい。えっとー先生にお願いしたいのは、夜間の外出許可です。鬼の活動時間帯は夜ですから……被害が出る前に食い止めたいのです』
「鬼？鬼とはなんだ？？」
『あーそっか……』
先生を含むヒーロー達は、鬼の存在を知らない。対処法も分からないから悪戦苦闘を繰り広げていたんだっけ
『……最近、人が"喰われる"ニュースを度々目にしますよね？』
「あぁ。この間も3人死んでたな」
『それら一連の騒動は、その鬼の仕業なんです。奴らは人間の血肉を好んで喰らいます。喰らった人数だけ力は増し凶暴化する……それが鬼です』
「………」
ほんの少しだけ、先生の目が見開かれたような気がした。構わず更に話を続ける
『……奴らの対処法は大きく分けて三つ。陽の光と日輪刀。あと、藤の花も効果的ですね。それ以外では太刀打ち出来ません』
「太陽か……だから日中を避けていたのか。じゃあ、日輪刀ってのはなんだ？」
『日輪刀は、簡単に言えば鬼を滅殺する為に作られた討伐専用の刀ですね。特殊な素材で出来ているので、素人が作れるものじゃないです
その刀で鬼の頚を斬れば倒せます』
「………詳しいな」
『……まぁ、』
前世でも鬼狩りやってたので、という言葉は飲み込んだ。そして、先程から気になっていた気配が一つ
『あの、誰かいらっしゃいますか？』
「………あぁ、すまないのさ！資料を取りに偶然入ったら君達の会話が聞こえてね！」
「今の話、聞いていたのですか？校長先生」
可愛らしい容姿からは想像できない知能を誇る、根津校長だ。全て聞いたのさ！申し訳ないね！と陽気に答え相澤先生の隣にちょこんと座る
「事情はよく分かった。近年増加している謎の敵……そしてそれらに立ち向かい暗躍する鬼殺隊。勿論、この事は口外するつもりは無い。丸秘ってやつさ！
雅さんは、今後も鬼殺隊として活動したいそうだね？」
『……はい。ですが、ヒーローという選択肢を捨てた訳ではありません』
鬼殺隊もヒーローも……どちらも"人を助ける"という点では共通する。戦う相手が違うだけだ
「なるほど。前々から鬼殺隊の事はよく耳にしていてね……是非とも、協力関係を築きたいとは思っていたのさ！
そこでだ！雅さん……君には、鬼殺隊とヒーローが円滑に連携が取れるよう橋渡しのような存在になって欲しいのだが、どうだろうか？」
全肯定の校長先生から、思わぬ提案が出た
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - hさん» わぁ嬉しいです(●´▽`●)なるべく早めに更新できるよう頑張りますね！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - なのはさん» 落ちですか〜！実は、この小説を作った当初から既に落ちは自分の中で決まっております(●´▽`●)ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、最後までご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます！！モチベによって更新速度が変わっちゃいますが、なるべく早めの更新を目標に頑張っていきます！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - こんなに続きが楽しみな作品初めてです！これからも楽しみにしています！ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 0e4226bf7e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、オチは炭治郎でほしです！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年3月4日 18時
