75話:愛を叫べ ページ2
「……皆、今日はありがとう」
「お館様におかれましてもご壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
翌日、キメツ学園の会議室では俺や禰豆子、善逸、伊之助、そして柱達とAと関わりがある人達が集合した
「……皆にもAにも、辛い思いをさせてしまったね。私の責任だ。本当に申し訳ない」
「いえ！そんな……」
お館様も、ずっと思い悩んで下さった。どうすればいいのか…ずっと一人で抱え込んでいたに違いない
「……初めはね、思い出して欲しくは無かった。心優しいあの子に刀を持たせるべきではないと……
もう誰も、死んでほしくないから
でもね、それは違ったんだ。結果的にAも皆も苦しませてしまった。どうしたらいいのか……何があの子にとって幸せなのか。私自身も分からなくなってね、情けない話だ」
しん、と部屋の中が静まり返る。隣では、禰豆子がポロポロと涙を零していた。大好きだもんな、Aのこと。鬼だった時も分け隔てなく接してくれたAが
「……皆にも、意見を聞きたい」
お館様の提案に誰よりも早く、彼女の師範だった煉獄さんが小さく手を挙げた
「……俺は、思い出させてやるべきだと考えます、お館様。今のままだと美夜日はこれから先ずっと思い悩んでしまう」
「……俺も派手に賛成するぜ。あの呼吸を使えるのは美夜日だけってのもあるが……何より、全然幸せそうじゃなかったもんな」
煉獄さんに賛同する宇髄さん
「……私は、そうは思いませんね。あの子には、鬼殺隊を忘れてもっと素敵な人生を歩んで貰いたい。折角ヒーローを志しているなら、邪魔をするべきではない」
「………俺もだ」
反対派のしのぶさんと義勇さん。これで意見が真っ二つに割れてしまった
「……そうか。ありがとう。炭治郎はどう思う？」
ふいに話を振られ顔を上げる。禰豆子がそっと俺の手を握ってくれ、皆が注目する中で、席を立ち語り始めた
「……最初Aに会った時、悲しい匂いがしたんです。楽しそうだけど、どこか寂しそうで
きっと、思い悩んでた。ずっと1人で考え込んでいた。電話する時も、たまに涙声だったんです
だから、助けてあげたい。例えそれが望まれてなくても…きちんと思い出して欲しい」
お守り代わりにポケットに入れておいた短冊を、ギュッと握りしめ
「絶対に守る。もうあんな思いはさせない
今度こそ！俺！！Aに想いを伝えます！！！」
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - hさん» わぁ嬉しいです(●´▽`●)なるべく早めに更新できるよう頑張りますね！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - なのはさん» 落ちですか〜！実は、この小説を作った当初から既に落ちは自分の中で決まっております(●´▽`●)ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、最後までご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます！！モチベによって更新速度が変わっちゃいますが、なるべく早めの更新を目標に頑張っていきます！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - こんなに続きが楽しみな作品初めてです！これからも楽しみにしています！ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 0e4226bf7e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、オチは炭治郎でほしです！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年3月4日 18時
